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カテゴリ:飲食百態
「市内でもとりわけ不味い店」として赤丸急上昇中のA屋は、去年の冬に一旦閉まった店をリニューアルし、新たな経営者が乗り込んだ店だ。
2ヵ月ほど前に宴会で使ったことがある。主は、「うちはねぇ、魚にこだわってるんですよ」と胸を張っていたのだが、魚の名前もわからないので、さすがの僕もガッカリした。案の定、この時の出席者は「概ね不評」のレッテルを貼った。 「もう来ることはないだろう」と確信していたのだが、スナックOのYママが、「そんなに不味いんだったらアタシも行きたい」と言うので、宴会の時の被害者S君も誘って再度入店してみた。 前回来た時の店員さんはいない。代わりに、年齢を顔に深く刻みこんだ女性が2人いた。 メニューはことのほか多いが、「奴の揚げ出し」とか、「ソフトドリンクバー、各300円」とか、ちょっと不思議なものがある。前回、こっぴどく不味かったのは刺身だったので、さっそく「今日のおすすめ」という尾長鯛を注文してみた。 刺身の上に乗っているレモンの輪切りが、「胃袋注意報」を発している。カルパッチョじゃあるまいし。 とは言っても、何枚も乗せているからにはそれなりの理由があるはずだ。騙されたと思って、レモンをしぼり、ワサビと醤油をつけて口に放り込んでみた。 この世のものとは思えない味が、YママとS君の苦笑に映し出されていた。 驚いたのは、食べ物ばかりではない。 ウーロンハイは、ウーロン茶の水割り。 ノンアルコールのカシスは「あっ、切らしちゃった」とのことで、店員のお婆さんがあわててカシスジュースを買いに行ったまでは良かったのだが、これも水割りになって出てくる始末。遂に八方塞がりになったのだが、この不味さからか僕らは違う意味でお腹を痛くした。 先ほど、ガス屋のG君にこの報告をしたのだが、「いつまで営業できるかわからないからな」との理由で、近々再訪してみようという話になった。カウントダウンは、既に始まっている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.09.11 18:50:58
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