1464323 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

遠方からの手紙

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

DAZN のサッカー無料… New! alex99さん

世論調査の限界? New! 七詩さん

怒りも当然だろうな FAM5220さん

40年以上前に見てい… AZURE702さん

立花孝志という男 まろ0301さん

翻訳立国トラドキス… 人口500万人の国さん
真理を求めて 秀0430さん

Comments

effelpist@ kilovermek.es effelpist &lt;a href=&quot; <small> <a href="http…
クロワッサン@ Re:物言えば 唇寒し 秋の空(10/08) 空ではなくて風なのでは??
夢野久作孫@ Re:玄洋社とカレーの関係(04/07) ‪本来の玄洋社は国権派ではありません。戦…
http://cialisvipsale.com/@ Re:あなたが思っているほど、人はあなたのことなど気にかけちゃいない(09/17) bijsluiter cialis 10mgpredaj viagra kam…
小林先生@ Re:恐妻家と愛妻家のはざまで(07/18) 失礼ながらよくまとまっているせいか たい…
akkun @ Re:岡崎次郎はどこへ消えたのか(10/01) 向坂逸郎(?)って悪いヤツだ! そういう欲…
大津 真作@ Re:岡崎次郎はどこへ消えたのか(10/01) 実は岡崎次郎さんには、岡崎三郎さんとい…

Freepage List

Category

Archives

2024.11
2024.10
2024.09
2024.08
2024.07
2024.06
2024.05
2024.04
2024.03
2024.02
2007.05.13
XML
 いささか、くどいようではあるが、乗りかかった舟なので
 
 ということで、宮台真司の 「解説:宮崎学『近代の奈落』~ 亜細亜的相互扶助の可能性を論じる ~」 という書評から


■敗戦後、日本共産党の運動が激化したとき、共産党が広めたのが「民族」という言葉だ。同時代の水平社運動を見ると、松本冶一郎をはじめとする先達たちも 「民族」 という言葉を使っている。大和民族のことではない。意外にも部落民のことを 「民族」 と呼んでいた。

■「民族」 という言葉は、民族派右翼という呼称があるものの、元々右翼の概念ではなく、階級概念にとってノイジーな要素に注目しつつ階級概念に吸収しようとする左翼の概念だ。右翼がこの概念を使うとき、階級廃絶では必ずしも解放されない者たちという含意になる。

■松本が民族概念を被差別部落民に適用するときも、当然ながら部落解放が階級廃絶に還元できないという含意を持つ。一九四八年に参議院副議長になった松本治一郎が天皇拝謁を拒否した 「カニの横這い事件」 で、玄洋社が彼を庇護うのも、故なきことではないのだ。

 これも、宮台ファンには申し訳ないが、間違いだらけである。

 戦後の日本共産党の運動で 「民族」 という言葉が重要視されるようになったのは、日米安保条約と米軍基地の存在が象徴するように、戦後日本がアメリカに対する政治的軍事的な従属下にあり、したがって労働者を主体とする社会主義革命の前に、アメリカからの完全な独立を目指す 「民族解放闘争」 が必要だとする、いわゆる 「二段階革命戦略」と、それに基づく 「反米愛国」 路線があったからであり、それ以上の話ではない。

 そもそも、宮台が言うような 「階級概念にとってノイジーな要素に注目しつつ階級概念に吸収しようとする左翼の概念」 というならば、「中華人民共和国」 とか 「人民民主主義」 とかいった言葉で使われたような 「人民」 という概念こそ、そうというべきだろう。これは弁解のしようもない完全な間違いである。

 なお、「同時代の水平社運動」 といっているが、水平社は太平洋戦争中の1942年に自然解散している。戦後は、1946年に部落解放全国委員会が再建され、その後現在の部落解放同盟に名称を変えているのだから、これもおかしな話である。好意的に解釈すれば、戦前の水平社と戦後の部落解放同盟を同一視しただけなのかもしれないが、それはちょっとあまりに乱暴な話だろう。

 松本冶一郎の話も出ているが、玄洋社は1946年に強制的に解散させられているのだから、1948年のカニの横ばい事件で玄洋社が彼をかばったなどという話もありえないことだ。

 いずれにしても、宮台氏、もう少し歴史のお勉強をちゃんとやったほうがいいようである。

 
 こんなこ書いてる暇があったら、仕事しなくちゃ

 ということで、おしまい





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008.03.15 13:09:59
コメント(5) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X