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 二年ほど前のことだが、なんだか胸の辺りが少し痛むなと思っていたら、ある日突然急に高熱が出て、息をするのも苦しくなったということがあった。たしか、正月を少し過ぎたばかりのことだったのだが、粉雪が舞い散る寒い中を、ひいひい言いながら近所の病院までたどりつき、レントゲンを撮ってもらったけど、原因が良く分からない。このお医者さん、人柄はいいのだけれど、残念ながら腕はいまひとつなのである。

 そこで、少し離れた大きな病院を紹介してもらって、そこで改めて診察して貰ったら、肺に水が溜まる胸膜炎であるということが判明し、今度は別の病院を紹介されて、そのままそこに入院ということにあいなった。

 胸膜炎には、肺がんなどの悪性腫瘍によるものと、結核菌などの細菌感染によるものに大別されるそうで、血液検査などをいろいろやったあげく、ガンではないということでひとまず安心。詳しい名前はすでに忘れたが、感染した細菌も結核菌ではないということで、結核ならば、堀辰雄や梶井基次郎の仲間になれたのにと、こっちはちょっぴり残念であった。

 昔は胸膜炎も長期の安静と療養が必要だったらしいが、現代ではいろいろな抗生物質が発見されたおかげで、毎日ただじっと点滴を受けているだけで1週間ほどで熱も下がり、2週間後にはめでたく退院ということになった。その間、家人に頼んで家から積読状態で溜まっていた書物を持ってこさせ、食事と診察、睡眠の時間以外は、日がな一日読書に励んだのであった。

 入院している間はもちろん仕事はなにもしなかったし、なにからなにまで看護師さんたちが面倒をみてくれる。食事の準備もする必要がない。それに大部屋であったから、日頃触れることのない、一般庶民の生活に触れることもできたし(うそです)。

 というわけで、まことに至福にして優雅な時間を過ごすことができたのであった。ただし、仕事をすべてキャンセルしたおかげで、その次の月の収入は激減したのだが。

 たまには、入院もしてみるものである。最近またまた買っただけで、読んでいない本が山のように溜まっているので、もう一度、なにか命にかかわらずに1、2週間ほど入院できる程度の病気にでもならないかと、いささかわがままなことを考えているのだが、こういうことはなかなか自分の思いどおりにはいかないものだ。

 しかし、医療保険料や医療費の負担とかが、このままどんどん上がっていくと、そういう贅沢も言ってられなくなるかもしれない。

 ところで、洪水で多摩川の河川敷に取り残された人のニュースを聞いたとき、はじめは台風の来襲が分かっているのに河原でバーベキューでもしていたお馬鹿さんかと思っていたが、そういうことではなかった。天災の被害というものも、けっして万人に平等ではないのである。





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Last updated  2007.09.08 12:38:18
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