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テーマ:愛犬のいる生活(77312)
カテゴリ:わんこ
イブちゃんが我が家にやってきたとき。
実は後ろ足が立ちませんでした。 実家が田舎だったので、当時札幌に住んでいた私が引き取りに行ったのですが ペットショップではそんなことは気にならなかったのに うちに着いてカゴから出して見ると 腰砕けでした。 すぐさま行きつけ(親類の猫の行きつけ)の病院に行き、診察してもらいました。 結果は「・・・もしかしたら近親交配したのかもしれないですね。 この子はこのまま一生うまく歩けないかもしれません。 今ならペットショップに返すことは出来ますが、どうしますか?」と言うことでした。 母に伝えると、一瞬の間のあと「それでもその子はきっとうちに来る運命だったんだと思うから」 と言い切りました。 母も老衰した大型犬を看取った人間ですから、障害のある犬を持つ苦労はわかっていました。 でも、それでもいいと言う母に、私も同意しました。 獣医さんも、「出来る限りのことはしますから、こまめに連れて来てください」 と、安心したように微笑んでいたのを思い出します。 母が室内犬を買いたいと言った時、私は不安がありました。 今までは大型犬ばかりで、小型犬は初めて。 でも年を取った両親に大型犬の世話は難しいのも事実。 シュナウザーは頭が良く、毛も抜けないと言うことで先に犬種を決めて あちこち探しました。 当時はまだシュナウザーはマイナーな犬種で、どこにもいません。 知り合い中に頼んで探してもらって、やっと見つけたのが 3ヶ月以上経ったイブでした。 そのペットショップは 小さく、薄汚れていて、あまりにも臭いのキツイお店でした。 でも やっと見つけたシュナウザーの子犬。 人見知りもせず、ゲージから出してもらって 嬉しそうに飛びついてくる姿。 その場で引き取りました。 しかし、今思えばかなり劣悪な環境でした。 掃除をしているとは思えない悪臭、犬を放すことも出来ないくらい床が狭い店内。 (人間が3人で通路が埋まった) イブのいたケージは体の大きさに対してあまりにも小さい。 (回転するのがやっと) そして極めつけ。 イブのケージの正面1メートルのところにニホンザルがいました。 頭がつかえそうなケージに入ったニホンザルは 円形脱毛症になっていました。 普通、そんな近くにサルなんて置きます? それ以前に、ペットショップにニホンザルなんています? 怪しすぎるお店でした。 そんなところに戻すのは絶対にイヤだという思いもありました。 結局、しばらくしてイブの足は正常な形になりました。 獣医のお墨付きももらってホッとしました。 お店で遊ばしてもらえなかった分も 走り回るイブ。 階段もうまく上り下りできるようになりました。 そして、とても活発に動き回る姿は、私たち家族を明るくしてくれました。 田舎で土地だけはいっぱいあり、毎日思う存分走り回りました。 一日2回は1時間の散歩。 草原や芝生を駆け回るイブ。 母も楽しく散歩に出かけていました。 シュナウザーを飼った経験のある人はいませんでしたが 本にも獣医にも「運動量の多い犬です」と言われ、 散歩に行く度はしゃぐイブを みんな「よく走る犬だねぇ」と見ていました。 そして2歳になるころ、月に一度の検診で、獣医に言われました。 「心臓が大きすぎます。 正常よりかなり大きく、心臓肥大症です」 長くなりましたので続きは またあとで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.04.01 23:57:33
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