カテゴリ:コーチング
に:ではでは、さっそく声をかけてみましょうか。
私:はいっ。 …かけました! に:どうですか? 私:よく分からないですが、「フンッ」って感じ…かな~ たぶん…。 とりあえず、態度がでかい人でした。 に:どんな感じで話しかけたんですか? 私:『…どうも』 に:相手は? 私:『はいどうも』 おわり。 に:相手に、会話をする意志は? 私:あるような、ないような。 しかし壮大なファーストコンタクトでした‥。 に:そうですねー(笑) 他に、なにか切り口はありそうですか? 私:初めてのことで、うまくイメージができんですね。 大体、あくまでイメージであって、本当に私の頭の中にそういうのがあるかどうかも分からないのに… に:そうですねー。ではでは、この件はどうしましょうか? きいさんが次のテーマに移ったほうがよければ移りますが、いかがですか? 私:しかし、こうなるとどこまでイメージできるのか気になるのも事実。。 イメージって自分から「出す」ものだと思って生きて来たけど、 「空想の世界が、現実の私のイメージする声に勝手に反応する」って、 一体どういうことでしょう…。そういうことって、あるんでしょうか。。 に:あるんじゃないですか? 私:軽いですね… に:ところでそのイメージは、きいさんの中にあっていいものですか? それとも悪いもの、どちらの感じでしょう? 私:う~ん… あるのは嫌だけど、無いとそれはそれで困りそう。 ある意味、重要な部分を握ってるような気がしてきました。 それでやっぱり、もう少しいけそうな気もします。 に:会話ですか? 私:今すぐは無理だけど、時間をかければ何かが浮かんでくる気が、、するんですよね!何となくだけど。 に:ほお。それでは、いろんなアプローチで話をしてみますか? ケンカ腰で行ったり、泣きで迫ったり。 彼女の好きそうな物を持っていくとか、寝転がって話をしてみるとか。 仲介役として、僕を間に挟んでもいいですよ。 私:わはは!そこまで!できるかな~(笑) 私:しかし小さいとはいえ、これは“もうひとりの自分”という部類に 入るんでしょうかね。そしたら「もうひとりのきい」…? に:そうかもしれないですよ。人間だれでもそういうのはあると聞いたことがあります。 私:そうですか~。もう面倒なので、名前も「きい2(ツー)」にしちゃおっと。 呼びにくいけどいいか。 私:しかしありえないですよ。 なんで私は、‘コーチングで、頭の中にもう一人の自分を発見!’なんてことをしちゃってるんだろう…。 に:ま、そういうもんなんじゃないですか? 私:にいにいさんは、軽いのか軽くないのか分からない人ですね。 そうして私はこの日から1週間、おかしなイメージをし続けたのでありました。 -つづく- お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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