禁煙に健康保険
エイプリルフールではなく、4月1日から「禁煙」に健康保険が適用される!!。「喫煙は病気」ととらえて”治療”する環境が整いだしたようだ。 2003年の厚生労働省の調査によると、日本の喫煙率は成人男性が46.8%、女性が11.3%で若い女性が増加傾向とのこと。 日本循環器学会などは昨年10月「禁煙ガイドライン」を作成した際、「喫煙」を病気と明確に位置づけた。藤原岐阜大教授は「喫煙はもはや個人の嗜好の問題ではない、止めようと思って成功する人は1割に満たない」と禁煙指導の重要性を指摘する。喫煙で発祥する危険の高いのはまず肺ガン。日本肺癌学会によると、男性患者の70%がたばこが原因で発病。死亡するリスクは、喫煙者は3~4倍高く、吸った年数(総本数)が長いほど高い。心筋梗塞や脳卒中も煙草を吸う人は約2倍。また妊婦は低出生体重の確率が約2倍、早産の危険も約3倍たかくなる。最近腰痛で痛い思いをしたが、医者に”ニコチン”は血管を縮める作用があり、腰の神経に通じる血の巡りが悪くなることから腰痛が起きるのではないか、又血流障害が起きコラーゲンが破壊されたためではないか、その対策の為にも少しでも本数を減らすようにと言われた。(それで何十回目かの禁煙に突入) 2004年8月6日の北京発AFP通信によると、中国政府の研究機関Chinese Academy of Medical Sciencesは、「肺がんと交通事故が中国人の死亡原因の上位」になったと発表した。中国人の3人に2人は喫煙者で、中国の人口は全世界の人口の20%、たばこの消費量は実に30%を占めている。 タバコの煙には、喫煙者が吸い込む煙(主流煙)と点火部分から立ち上る煙(副流煙)があるが、タバコ煙中の有害物質のほとんどが、主流煙よりも副流煙中に高濃度で存在する。これは、副流煙の方が温度は低く酸素が少ない状態で燃焼するため不完全燃焼を起こしやすいためと考えられている。 わが国では喫煙による疾患で年間約95,000人が死亡しているが、受動喫煙(副流煙)による死者は、国立がんセンターの試算では年間19,000~32,000人とされており、主な死因は脳血管疾患、虚血性心疾患、肺癌である。 夫が喫煙者の場合、妻(非喫煙者)の肺癌死亡率は夫がタバコを吸わない場合に比べて1.91倍になると言われている。 中谷大阪大学の先生によると、急性心筋梗塞の患者が発病を機に禁煙したグループは病気のリスクが低下し、しなかったグル-プの3分の2の再発生率だったそうだ。 一説によると、煙草を吸う人が早死にするのは煙草のせいだけではなく、持って生まれた性格によるところもあるのだそうだ。心理学者によると、喫煙者になる性格というのがあり、そういう性格の人はそうでない人に比べて、事故にあったり自殺したり殺されたりする確率が高いというのだ。つまり煙草を吸う人というのは、煙草を吸おうが吸うまいがどうせ早死にするそうだ。煙草を吸う夫は”敬して遠ざけ”保険を掛けて、そっとしといてあげましょうよ。