センダングサ
センダングサが本家の「栴檀は双葉より香し」の名前をもらったのは,葉っぱがセンダンに似ているからです。センダングサは世界の熱帯から暖帯に広く分布する1年草の帰化植物。日本では本州の関東以西・四国・九州に分布します。都会でも空き地でよく見かけ、夏から初冬までの間、黄色いチリチリの花を咲かせます。 同属のアメリカセンダングサの頭花は明瞭な黄色の舌状花を持つ点で、他種と区別できます。 国外では観賞用のもので「白の栴檀草(しろのせんだんぐさ)」があります。 花の部分以外はそっくりです。 北アメリカ地方原産。コスモスに似た花で、秋冬に花屋さんでもよく見かけます。5弁花で、コスモスより遅れて、晩秋頃に咲きだします。色は黄色または、ほとんど白に近い黄色で、別名 「ビデンス」 。 いずれも柔らかな一年草で、茎は断面が四角っぽくて節があります。葉は対生して、深く避けて複葉となります。種子(実際には果実、いわゆる痩果)は硬くて棒状で、先端に数本の刺状突起があって、これに逆刺が着いているので、それによって衣服に引っ掛かります。いわゆる「ひっつき虫」のひとつです。