カテゴリ:日記
鼻水もだいぶおさまり、咳もあまりしなくなりました。残っているのは「熱の華」ですが…。
今日もあまり何もせずに家で休養していました。そういえば、買ってきたDVDがあったな…と、取り出したのは「第凡内早餐」です。 以前このブログに「あのヘンテコな人が…」と言うコメントをどなたかから戴いたのですが、それが全くわからなかった私は「そういえば、あの映画、観てへんやん」と気付きました。それで、先日仕事でに行った時に、一本¥1,500で売っていたので買って帰って来たのです。 冒頭からいきなり「第凡内」で「早餐」するシーンが出て来て、あーあ、こーゆーコトか…! …って、どーゆーコト? パーティーの朝帰り? とおトボケしてしまう私。役柄設定を把握しておりませんで…。 あまりに有名なこの映画、あらすじなどはググって戴くとして、私なりのツッコミをしてみましょう。 さて、このアパートに住む「ユニオシ」さんの登場シーンですが: まぁ東洋人蔑視と言えばそれまでですけど、今から45年以上前の映画ですんで…。(彼が唯一の有色人種の登場人物です) 登場シーンでは「ウルサイネ~」とか「イタイ~!」とか日本語がとても自然です。さすがはミッキー・ルーニーです。 中国語版では「ユニオシ」と言う苗字が日本には無く、きっとこれは「クニヨシ」が間違って聞き取られたのだ、と言うことで、彼の名前は「國吉」と表記されているそうです。
紐約のタクシーは黄色ばかりではなかったのですね。 東京無線? 中央無線?
ホリーが戸棚のインスタントコーヒー瓶から直接コーヒーを飲むシーンがありますが: 蛇口をひねって 水を出しっぱなしにして 話をしながらまだ出しっぱなしで ようやく水を瓶に入れ始めて
しかし、気付きました。ウチの台所の蛇口もそうですが、こちらのは水とお湯の栓があるのでした。彼女はお湯の栓をまわしたのです。ただ、すぐにお湯にはならないので、しばらく出しっぱなしにしていたのです。だから、彼女が飲んでいるコーヒーは冷たくないのです!
このコーンキャンディーと訳されているお菓子はクラッカージャック(Cracker Jack)と言うもので、かの国では今でもポピュラーなスナックです。なにせ歌の文句にもなってますから…。
東海岸から西海岸への長距離電話(この言葉自体がもう古い…)は申し込み制で繋がり次第呼び返し。$1硬貨なんて公衆電話が受け付けない(そもそも流通していない)ので25¢硬貨を12枚も入れるハメに。そして料金は「最初の三分間が$3」、つまり30秒でも$3取られるんですよ~。ボッタクリ! 喫煙シーンはよく出てきます。当時の「たしなみ」だったんですね。 で、字幕や吹替えでは「(国際)空港」となっていたセリフは「アイドルワイルド(Idlewild)」なんですが、調べた所、現在のJFK空港の前の名前でした。JFKになったのは1964年のクリスマスイヴ、この映画は1961年公開ですからね。 で、感想ですが、ヘップバーンはとてもチャーミングで素敵なのですが、あまりに「娼婦」と言うイメージに当てはまらないので、私は途中までストーリーの理解に苦しみました。それに「天気予報」が何かの暗号であることがわからないほどバカぢゃないだろうし…。 雨の中でのキスシーンで幕を下ろしますが、観ながら「この女はすぐどっかに行ってしまうな」と思いました。そこがまたハッピーエンドのようでそうでない…複雑なんですね。 主人公の名前はカタカナで「ゴライトリー」ですが、スペルは「Golightly」......つまり軽やかに(lightly)行く(go)とはちょっと「ベタやね」と思いました。
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