友人と待ち合わせたのはこの街でもちょっと有名な人街。ここにやって来たのは百万年ぶりです。

天気も良いし、体の具合もほぼ元に戻ったので散歩がてら出掛けるのもちょうど良いタイミングでした。

オープンカフェでいただくコーヒーはやはりおいしいです。ちょうどお昼の時間だったので、私はこのカフェの「ワギュー・ビーフ・バーガー」を注文しました。

「ワギュー」って「和牛」のことです。しかし、ホンマに日本の牛さんなのかどうか…食べただけではわかりません。（当たり前）

そのあと私はおかんの「誕プレ」を買いに行くと言ったら、その友人が「お見立て」をしてくれることになりました。場所を変えて大きなショッピングセンタにあるデパートへ行きました。

「私はこのないだの母の誕生日にパジャマをプレゼントしたけど」ということで、パジャマ売り場に行きましたが、南半球のこちらは夏。必然的に夏物の涼しげなパジャマしか売られておらず、これから冬に向かうに住んでいるおかんには不向きです。

結局、安易ながらもスカーフにしました。とてもやさしい店員さんは、から来た人で、彼女に「のおかんにあげる」と言ったら：

「あら、いいわねぇ～。近々帰るの？…私なんかもう43年も生まれた国には帰ってないのよ」

よ、よ、よ、四十三年も!!

「あ、でも私たちは一家全員でこちらに移住して来たから、誰かを残してってワケではないからね」

それにしても、祖国に40年以上も戻ってない人もいるんですよねぇ。私はその点、特殊でありがたい仕事をさせてもらっているんだなぁ、と感じました。

さてさて、このスカーフ、おかんは気に入ってくれるでしょうか？