脳梗塞
2010年5月3日(月耀日)晴れGWに入ってにわかに観光客が増え、神戸空港に降り立つ人々の数が増えポートライナーが連日満杯で座れないのでしんどいです~~。 さて、昨日の血液検査の結果ですが、祭日と言う事で一般検査データだけになるので白血病細胞がどの蔵になっているのかわかりません。ただ、極度の体調の悪さを考えれば結果は容易に想像できるような気がします。WBC 1,0L ALB 2,2LRBC 262L GLOB 1,6LHB 7,7L CRP2,3HHT 23,6L PLTC 2,4L白血球を増やすグランシリンジを3日間3回注射と、輸血も1回していたにもかかわらず全く検査結果に改善はありませんでした。また血小板が非常に低くなっているので血小板の輸血が行われました。 で、昨日の朝の事ですが父が起きぬけにティッシュを取ろうとしたけど、左手がうまく使えずまったく掴めなかったみたいで「あれ?左手が利かへん!!」と言ったので、私はまた甘えちゃって~とか思いながらティッシュの箱をちゃんと手渡してやると、やはり左手が握れないので箱がポロンと落ちました。父は左手にまったく力が入らないし、物もつかめないと言うので、試しに私の手を握ってもらうと、まったく力が入らず、ふわっと触られているくらいにしか握る事が出来ず、お茶を飲むときのストローも固定できないほどの状態なので、看護師にその事を伝えると、血液内科の当直医が(主治医は二人とも連休中です)様子を診に来てくれ、ひょっとしたら脳梗塞の疑いがあるのでCTを撮る事になり、更にCTだけではどうもはっきりしなかったので、MRを撮影することになりました(動くの大変なんだから最初っからMR撮れよ!←by心の叫び)結果は「脳梗塞」でした。父は元々いろんなところの梗塞の予防として「バイアスピリン」という血液をサラサラにするお薬を服用していましたが、入院以降は出血を止める為にいまだに止血剤の点滴が続いているくらいなので、当然止血し難いバイアスピリンは中止となっていたので、その影響かもしれません。で、神経内科医の処置は「血液の流れを良くするお薬や治療薬は、今血小板が非常に低いので使えないけど、対応できる点滴が有るので、とりあえずそれで対応して様子を見ていきます」と言う事でした。今朝様子を診に来てくれた本日の血液内科の当直医の説明では「脳梗塞は今のところ症状が進行していないみたいなので、このまま点滴の治療を続けていれば、たぶんこれ以上症状はひどくならないと思いますし、新たな梗塞を起こす事と危険なんですが、そういう事がないようにちゃんと診ていきますね。」「脳梗塞は、梗塞を起こした部位の脳細胞が死んでしまうので、その死んだところから毒素を排出するので、それの影響を受けないように、その悪い毒素が悪さをしないように点滴で流してしまいます。」というような感じの説明でした。私自身も総拘束と言えば脳の血管が詰まるくらいの知識しかなくかったのですが脳梗塞は一旦起こってしまうと、その周りの細胞が死んでしまうので元に戻る事はなく、出てきた症状はそのままかもしれないし、多少改善されるかもしれないらしく、それよりも新たな梗塞を引き起こすことが最も危険なようです。この脳梗塞が父のATL治療の副作用なのかどうか聞いてみないとわからないけど、どっちにしても、下血により梗塞の予防薬が飲めなくなり結果としてひき起こった「脳梗塞」なのでこれも副作用と呼べると思います。 それと、昨日の父の体調は、この病気を患って以来最悪の状態で、本当に見ているのがつらかったので私も何だか煮詰ってしまい、結構大暴れしちゃいました その様子はまた明日です・・・ 本日の治療メニューは血小板の輸血 200mlラジカット 30mg 20ml (12時間毎に1本連続投与中)マキシビーム(抗生剤・8時間毎に1本)高カロリー点滴フルカリック1号+アドナ1A(止血剤)24H