カテゴリ:BOOK
先日、図書館で「なにか軽く読める本はないかなぁ~」と物色して、選んだ 『携帯のない青春』酒井順子・著 作者の酒井順子さんとは同世代なので、いろいろと共感することが多かったのですが表題作にもなっている「携帯のない青春」というエッセイは、特に大きくブンブン首を縦に振って共鳴してしまいました。 昔は黒電話でダイヤル式でジーコジーコと人差し指を突っ込んで回していたこと、友達から(特に男友達)の連絡待ちで他の家族が出ないようにずっと電話機の前で待機していたこと。 こちらからかける時は「どうか本人がでますように…」と念じながら、勇気を振り絞ってダイヤルを回していたこと…などなど。 イマドキの若者には、本人と連絡を取りたい時に連絡が取れないという状況が想像できないかも知れませんね~。 でも酒井順子さんもおっしゃっていますが、自分は携帯のない時代に青春時代を送ることができて良かったと思います。 便利さゆえの不便さって、いうのかな。 家から一歩外に出れば、もう連絡のつけようがないので昔はどこで何をしていようが自由だったわけです。 まぁ、急用とか訃報とかが即座に伝わらなかった…という不便さはあったけれど、今みたいに歩きながらとか自転車に乗りながら、ましてや車の運転中に話さなければならない用事なんて滅多にはないものだし。 ましてやメールが届いて何分以内に返信しなければ、愛想がないと陰口をたたかれるなんて面倒くさい暗黙の了解ができていて、必死になってメールを打つ…なんて面倒くさいことしたくないですし。 公衆電話が年々減っているので仕方なく持っていますが、私はなくても平気。 よく家に置いたまま出かけてしまうし。 とはいえ、世の中の流れは固定電話がやがてなくなり、各自一台ずつ携帯を持つようになるんでしょうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Jan 17, 2009 11:56:21 PM
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