昨日はりんご屋さんでセッションを受けた後、心斎橋から難波までブラブラと商店街を歩いてみました。

平日なのに凄い人混み。

大半が中国人観光客。

爆買いが収まったと言われてますが、どこのドラッグストアにも大量の中国人が殺到。

心斎橋商店街もそれに合わせて、殆どが大手チェーンのドラッグストア替わっていて、昔の面影が

すっかり無くなっていたことに少し寂しさを感じました。

時代の流れって、こういうことなのかな…

そういう意味ではもう、昔のような魅力は無くなったな…



思い起こせば、20代前半から半ばに掛けて、難波で半同棲生活を送ってました。

（その相手は嫁さんと違う女性だと言うことは内緒です…(汗））

その彼女とは大学時代、バイト先の友人に誘われたBBQで出会いました。

今思うと、完全に俺の一目惚れ。

そこに集まった、バイト先の友人の友達は良い奴ばかりで、とても男女とも仲良くなり、頻繁に

集まってました。

その中心的存在が彼女でした。

当時、彼女は会社員で自分は大学生。

その差が自分には余りにも大きく感じたのと同時に、そこに集う仲間たちとの関係性を壊しては

いけないという、気持ちが自分の気持ちを押し殺してました。

俺が大学を卒業する間際のこと。

卒論をワープロで提出しなければならなかったときのこと。

当時、タイピングはめちゃくちゃ遅く、卒論をワープロで打つなんて気が遠くなるような話。

家には1行ずつしか表示されない、ワープロしか無かったし、どうするか悩んでいたところ、仕事柄

Macを持っていた彼女が、私の書いた卒論の原稿をワープロで入力してくれると言ってくれました。

それがきっかけに、少しずつ彼女との距離が縮まった気がしました。

卒論が完成したのは、年末。

彼女の誕生日も近かったので、そのお礼を”建前に”して、クリスマスに二人っきりで食事に行く

機会を得ました。

当時は当然、インターネットなんて無いから、お店を探すのにも一苦労。

偶々、後輩がバイトしていたお店が神戸の北野にあるお洒落な創作フレンチのお店だったので

そこを予約してもらいました。

プレゼントは悩んだ挙句、その後輩に背中を押されて、人生で初めて指輪を購入。

お陰で、食事はとても楽しいひと時でした。

しかし…

そこまでしたのに告白できなかった俺。

その理由は、彼女の誕生日であるクリスマスイブの日が誘えなかったこと。

小心者の俺はそこがどうも引っ掛かり、あと一歩踏み出せなかった。

だが、大学を卒業して、4月1日からは会社の研修で岡山へしばらく行くことが決まっていた俺は

玉砕覚悟で、3月31日に告白。

しかし、それが、見事にフラれたんだな…(涙)

これで、もう、彼女とも会えないかと傷心を抱えたまま岡山で新人研修を受けていた時、彼女から

手紙が届いたんだ。

内容は他愛もないことだったけど、嬉しかった。

それは研修の期間中、ほぼ毎日届いた。

当然、俺も返事を返し続けて、帰れる日を今か今かと指折り数えた。

で、研修が終わり、地元に戻った俺は真っ先に彼女を訪ねた。

すると、彼女は屈託のない笑顔で、

「お帰り！」

と出迎えてくれて、朝からスパイスから仕込んだというカレーを振舞ってくれたのを

はっきり覚えている。

もう、彼女の答え何て改めて聞こうとは思わなかった。

そこから、自然と週末は彼女の家で過ごす半同棲生活が始まった。

ほぼ毎週末、仕事が終わると彼女と二人で難波の街でよく飲み歩いた。

道頓堀はそんな思いでが詰まった街なんです。