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成績があがらない本当の理由

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2005.04.10
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「えっ、間違えてもいいの?!」

これは、初めて私の授業を受ける生徒がよく口にするセリフです。



試しに問題を解いてもらうと、何も書かないまま、じっと固まる生徒が

よくいます。



そこで私はこう言います。

「間違えてもいいから、思った通り書いてごらん。」

そこで返ってくるのが冒頭のセリフなのです。



自信をなくしている生徒は、大抵、何も書こうとしません。

そういう生徒の話を聞くと、間違った答えを書いたり言ったりしたときに、

叱られたり、笑われたりといった経験が日常的にあるのです。

だから彼らは、何より失敗を恐れます。

そして、そのうち「絶対失敗しない方法」を知らず知らずのうちに身につけます。

「絶対失敗しない方法」、それは「何もしないこと」です。



皆さんはどう思われますか?

学習の過程で、何の間違いもせずに勉強が出来るようになるでしょうか?



特に数学などは、試行錯誤しながら理解していく学問ですし、応用問題が出来る

ということは、試行錯誤が出来るということです。

試行錯誤とは、失敗をたくさんする中で、正解を自分で探し出すことです。

だから、失敗をたくさんしなければ勉強が出来るようにならないし、失敗する

ことは、子ども達が勉強できるようになるために、絶対に必要な権利だと

思います。




それなのに、間違える度に叱っていたのでは、決して出来るようになりません。

だから、勉強中は間違えていいのです。むしろ間違っても答えを書いたことを

ほめてあげるべきなのです。







さて、その後の会話は、だいたいこんな感じです。



私  「間違えてもいいから、思った通り書いてごらん。」

生徒 「えっ、間違えてもいいの?!」

私  「えっ、間違えちゃいけないの?どうしてそう思うのかな?」

生徒 「だって、間違った答えを書いたら、いつもお母さん(あるいは先生)に
    叱られるもん。」

私  「そうか。でも、ここではいくら間違ってもいいからね。間違ったからって
    誰も怒らないからね。」

生徒 「そうなの。どうして?」

私  「それはね、間違えなくっちゃ、勉強できるようにならないからだよ。」

生徒 「えっ!そうなの?間違えたら馬鹿になるんじゃないの?」

私  「違う違う。間違えるから賢くなるんだよ。
    『失敗は成功の元』って言うでしょ。
    だから間違えることはいいことなんだよ。
    いっぱい間違えて、頭良くなろう。」



全ての子ども達に、失敗する権利を与えてあげたいと思っています。





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最終更新日  2005.04.10 23:02:22
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