テーマ:小学生の勉強(1316)
カテゴリ:国語
(そうそう、その通り!) と心の中で叫んでいました。 それは、縁があって、ある講演会に参加したときのことでした。 昨日、ご紹介した本 「本当の学力」は作文で劇的に伸びる( 著者: 芦永奈雄 | 出版社: 大和出版(文京区) ) 実は、以前に著者の講演を聞かせて頂いたことがあるのです。 その講演会は、主に塾の先生方を集めた教育講演会でしたが、 芦永氏が現れたときには、周りの先生方はなにやら怪訝な表情で (こいつはいったい何者だ) という声が聞こえてきそうでした。 それもそのはず、正直その日のメインは別にあり、大半の参加者は 彼の講演を聞きに来た訳でもなく、しかも、客席の大多数より明らかに 彼の方が若かったのです。 塾の先生なんて人種は、そもそも、人に教えるのは大好きだが、人から教 わるのは我慢ならんという人の集まりです。 ましてや、どこの馬の骨とも解らん若造が、何を偉そうに話すというのだ! そんな空気の中で、講演は始まりました。 (まずい!) すぐに私は思いました。 というのも、明らかに彼が講演慣れしていなかったからです。 緊張した話しぶり。冷や汗すら見える表情。 聴衆はしゃべりのプロ揃い。 周りからは、完全に舐め切った雰囲気が漂ってきます。 講演の内容は、作文でどうして学力が劇的に伸びるのか。 著書と同じ内容ですが、はっきり言ってこのときはあまりすごいと 感じませんでした。それは、肝心の作文のテクニックにふれなかった こともありますが、やはり慣れない講演で、その思いを十分には伝え られていなかったのだと思います。 私自身は、冷や冷やしながらも、好感を持って拝聴しておりました。 そして彼は、講演の終盤に、よりによって塾の先生方の前でこう言ったのです。 「子ども達に本当の学力を付けさせるには、勉強ばかりさせてはいけません。 もっとたくさん遊ばせるべきです。遊びの中でこそ本当の学力が身に付く のです。」 (そうだそうだ、その通り!) とは、私の心の中の叫び。 周りからは、 「そういうこと言われると困るんだよね。」 などというつぶやきが(笑) 質疑応答では、スパルタが信条と思われるご老人から論戦を挑まれ、 かみ合わない議論を司会者の仲裁で終わらせるという事態に。 お疲れさまでした。 そんなこんなでとっても印象に残っていたので、書店で本を見たときに ぴんと来て買ってしまいました。 いや、でも読んでほんとに良かったです。 (1年近く前のことなので、セリフなどは全く違うと思いますが、記憶を 再構成して、意味として間違いがないように書きました。 芦永先生、ごめんなさい。) さて、昨日、早速授業で作文をと書きましたが、私の担当生徒は欠席でした。 従って、実践レポートはまた来週ということでご勘弁を。 作文が書けるようになるには・・・・ 明日はこんなテーマで書いてみたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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