テーマ:小学生の勉強(1316)
カテゴリ:算数・数学
「えっ、そう書かなきゃダメなの?」 中学1年生のセリフです。 この子の悩みは、計算ミスが多いこと。 試しに色々な計算問題を解いてもらうと、あるパターンが見えてきました。 小数が入った計算になると、ミスが多発するのです。 そこで小数計算をやってもらい、観察してみると、原因が見えてきました。 足し算・引き算を筆算するときに、小数点をそろえて書かないのです。 そこで、足し算・引き算の筆算を実際にやって見せたところ、冒頭のセリフと なったのです。 「えっ、そう書かなきゃいけないの?」 「そうだよ。 足し算・引き算の時は、小数点を縦にそろえて書かなきゃいけないんだよ。」 「へぇ~、知らなかった。ずっとそんなこと気にしてなかったよ。」 「でも小学生の時は、小数計算も良くできてたんだよね。どうしてだろう?」 「だって、小学生の時は、いつも初めから筆算が書いてあったもん。」 なるほど~!! 調べてみると、市販の計算ドリルは、小数の計算もほとんど初めから筆算が 書いてあるのです。だから、筆算をするときに、小数点をそろえるということを 一切気にしなくても計算できてしまうのです。特に最近は、少数以下が1桁しか ない問題が大半なので、右に寄せて数字を書けば、特に意識しなくても、自然に 小数点がそろってしまうので、できてる気になってしまいます。 対策としては、まず、小数の足し算の意味を確認すること。 そして「4.2+0.34=」等の式で問題を与え、自分で筆算を書く練習をする ことです。 さて、この生徒。 その後、すぐに足し算引き算をマスターしたのですが、問題はそれで解決 しませんでした。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.04.24 17:32:25
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