テーマ:中学校って・・・(602)
カテゴリ:全教科に関連するもの
よく聞きますね、このセリフ。 私も先生と呼ばれるようになったばかりの頃は、 「なぁ~んだ、そんなの簡単!」 と喜んであれこれ教えておりました。 ある中学3年生も、入塾の面談で本人が 「どうやって勉強したらいいかわからない。」 お母様からも 「そうなんです。勉強の仕方を教えてやってください。」 と念を押され、喜んであれこれ教えておりました。 本人も 「そうか、そうすればいいんだ。」 と喜んで帰りました。 ところが入塾してから1ヶ月、宿題をあまりやって来ませんでした。 理由を聞くと 「忙しかったから」 とあれこれ理由を並べます。 明らかにやる気の問題なので、毎週あれこれ話をしては、やる気になるよう 勤めていました。 すると、ある日、お母様から電話がかかってきました。 「うちの子があまり家で勉強している様子がないので、本人に聞いたら 『勉強のやり方がわからない』って言ってます。先生、ちゃんと教えて いただいたんでしょうか?」 外では「忙しい」と言い訳し、家では「勉強の仕方がわからない。」と 言い訳していたのでした。 その後もいろんな生徒に出会いましたが、 「勉強の仕方がわからない」 と言った子で、素直に教わった勉強方法を実践してくれた子は、 ほとんどいませんでした。 言われてすぐにやれるくらいなら、塾に来る前に解決しているのでしょうね。 おそらくこの言葉、翻訳すると 「勉強したくない」 または 「楽して成績が上がる勉強方法がわからない」 のどちらかになるのではないでしょうか? この言葉が出てきたら、勉強方法よりも、いかにやる気にさせるかを 考えるほうが近道のようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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