テーマ:中学校って・・・(602)
カテゴリ:全教科に関連するもの
「大人になんかなりたくない。」 ある中学生のセリフ。よく聞くせりふです。 「どうして?」 「だって、大人は大変そうだし。」 「どうして大変そうだと思うの?」 「あやまってばっかりじゃん。」 笑ってしまいました。 最近、テレビで大人が謝ってるシーンをよく見ます。 医療ミス、事故、欠陥車、学歴詐称・・・・ 医者も社長も政治家も、謝ってばっかりですね。 子どもが大人になりたくないって思うのも無理はないか。 こんな厳しい時代に希望を持って大人になるのに必要なもの。 私は「根拠のない自信」だと思います。 昔、若者の特権といわれた「根拠のない自信」。 やったことないけど、なんとなくできるような気がする。 だからこそ、難しい、困難なことにでも挑戦できたりします。 大変な偉業を成し遂げた人のインタビューでは、 やる前からできると思っていた人が結構いるんですね。 不思議なことに、それまで不可能といわれていたことでも、 誰か一人ができるようになると、次々と他の者もできる様になります。 スポーツの世界なんて顕著です。 私が子どものころ、100メートルを10秒未満で走ることは、人類には 不可能だと言われていましたし、鉄棒の3回転・4回転・・・ はじめは、みんなできるかどうかわからない状態で挑戦するので、なかなか 成功しませんが、一人が実現することで、みんな「できるんだ」と思って 挑戦するようになり、次々に成果が現れるのです。 以前見たテレビ。 鉄棒のある新技に取り組んでいる選手の話でした。 はじめできるかどうかわからない、疑心暗鬼の状態で、成果も出ず落ち込んで いました。そこで、本当に可能なのか、コンピュータでシミュレーションした ところ、ある回転速度以上で、一定範囲内の角度で飛び出せば十分可能である ことが、物理学的に証明できました。 それを見た選手は、本当にできることを納得。 その後、実際にその新技を実現できたのです。 できると思うことが大切。 テレビみたいに、根拠を示せればいいのですが、大抵はやってみないとわかり ません。そこで強力な武器になるのが「根拠のない自信」です。 「なんとなくできるような気がする。」そこに根拠は不要です。 ところが、今はむしろ「根拠のないあきらめ」が横行しています。 「どうせ無理だよ。」 「やっても無駄。」 この違いは何でしょう。 結局、自分自身を信じられるか、成功体験を積み重ねているか、 親や他人に褒められているか。 こういうことが「根拠のない自信」を生み出すように思います。 皆さんは、どう思われますか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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