カテゴリ:全教科に関連するもの
「やっぱりそうか!」 個別指導塾で働いていると、いろんなことを考えます。 その大半をある本が裏付けてくれました。 しかも、とても分かりやすく整理してあります。 考えていることには様々ありますが、特に重要なのが、教えるタイミングが 重要だと言うことです。 スポーツの世界では、体が成長している途中では、あまり筋力トレーニングを してはいけないと言うのが常識だと、聞いたことがあります。 人より早くから筋力トレーニングをすれば、それだけ強い筋肉が身につき、 有利なのではと素人は考えます。 しかし、実際は違うのです。 あまり早くから筋肉をつけてしまうと、体の成長の妨げとなり、身長が伸びなく なったり、体に無理が来て故障しやすくなったりするらしいのです。 では、勉強においても同じようなことがあるのではないでしょうか? 英才教育という名のもとに、早くからいろんなことを教える手法がよくあります が、そこに危険はないのでしょうか? 個別指導塾で働いていると、有名な英才教育全国チェーンの洗礼を受けた子が 同じ理由で何人もやってきます。 「算数の文章題が苦手なんです。」 考える力が育ってないのです。 考えない習慣を育てているのです。 私立中学受験で有名な某進学塾では、公式と解き方ばかりのパターン学習を 進めています。その理由として 「まずできるようになる事が大事です。理解は後からついてきます。」と言って いますが、本当でしょうか? 確かにその塾の出身者の中にも、すばらしい思考力を持った生徒もいます。 でもそれは、その塾で教えないことも、自分で考え理解しようとしてきたその子 自身の成果であり、その塾に入る前に思考力を身につけていたおかげに過ぎま せん。 だから、思考力がない子は、塾でパターン学習をしてはいけないのです。 その証拠に、小3から進学塾に通っている子の大半は、小5くらいから入って きた子どもに学力の面で追い抜かされるという現象があります。 進学塾に通っていないほうが思考力が育つと言ったら言いすぎでしょうか? 前にも書きましたが、思考力がある子にとって受験テクニックは有効な武器に なりますが、思考力がない子にとってはかえって危険です。 いつ、何を教えればよいのか? この本でぜひ確認してみてください。絶対にお勧めです。 「絶対学力」( 著者: 糸山泰造 | 出版社: 文春ネスコ/文藝春秋 ) 「新・絶対学力 視考力で子供は伸びる」( 著者: 糸山泰造 | 出版社: 文春ネスコ/文藝春秋 ) 無理なく私立中学受験をする方法も載ってます。 ホームページもどうぞ。 「どんぐり倶楽部」 http://homepage.mac.com/donguriclub/frontpage.html すでにご存知の方も多いことと思いますが、まだ知らない人もいらっしゃるか と思い、あえて書きました。 私自身、この本も、ホームページも、楽天広場で知りました。 感謝です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.05.15 22:13:44
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