カテゴリ:国語
国語が苦手な場合、読解力以前にチェックが必要な項目があります。 次のようなケースです。 ・読めない漢字が多く、意味がつかめない。 ・意味の分からない言葉が多く、意味がつかめない。 ・本文を読まずに解こうとしている。 ・設問の意味が分かっていない。 私は、国語の授業を始めるときには必ず、次の手順でチェックします。 ・本文を音読してもらう。 ここで、読めない漢字がどの程度あるか確認できます。 その後、読めない漢字をすべて教えるか、調べさせます。 次に、再度音読してもらいながら、 ・意味の分からない言葉にすべて線を引いてもらう。 ここで、意味の分からない言葉がどれだけあるか分かります。 やはり、意味の分からない言葉をすべて教えるか、調べさせます。 次に、再度音読してもらってから ・実際に設問を解いてもらう。 これで解けるようなら、漢字と言葉の知識だけが問題なのです。 漢字と言葉に問題がないとすれば、普段読まずに考えているはずです。 解けないところがあるなら、設問の意味を理解しているかどうかを意識して 回答を分析します。 設問の意味が分かっていない場合、説明します。 それで解けるようなら、国語特有の設問のパターンが分かっていないだけです。 それでも解けなければ、読解力が不足していることが明確になります。 以上のように、読解力をつけるという前に解決しておくべきポイントが いくつかあります。逆に言うと、読解力をつけなくても少しは成績が上 げられるということです。 読解力はそう簡単につきませんから、まずは 漢字を読めるようにする。 本文をちゃんと読むようにする。 設問の意味を知り、答え方の正しい知識を身につける。 の3点をしっかりやりましょう。 語彙力を増やすのも大切ですが、読解力同様、すぐには効果がありません。 できるところからやってみることをお勧めします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.05.17 02:09:29
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