工房　なお

先日、日記に書いた日に通院しました。
何の問題もないとのことなので、手術してもよかったんですが、
当人が６日間の入院はとてもストレスだったらしく
普段絶対しない粗相（ストレス感じているらしい時によくやるんです。）をしてみたり、挙動不振になったりしたので、
今すぐどうこうしなきゃいけない手術ではないので見送ることに。

腎炎の方は血液検査の結果も良く、軽い症状だったので
現状を維持することに気を配って行くことになりました。

心配してくださった方々ありがとうございました。


先日テレビで奇病にかかってしまうペットの特集を見ました。
遺伝子が絡んでいるそうで、先天性のものらしいのですが、
それを解っていて、出産させているブリーダーがいるとか。
それも多いんですよね。
日本はブームに乗ってほとんど知識のないままペットショップなど
ペット業界が大きくなったそうです。
ヨーロッパなどはショーウインドウのペットの販売は禁止だそうです。
本当にほしい人だけブリーダーのところへ相談に行くそうです。
普通に考えて当たり前のことだと思います。

日本のペットブーム裏の現状はとても酷いことを知りました。
無知ということは罪だとよく言いますが、全くその通りだと思います。
結局、ペット業界のトップの人がそういう悪徳なブリーダーや制度をどうにかできないものかと質問したところ、『無理だ』と平気な顔で言っていました。

どうにも納得が行きませんでした。

【命】は全てにおいて同じ重みがあると思います。
ペットブームに乗っかる無責任な飼い主やブリーダー、ペット関連おｎ煽り。
都会で飼う為に声帯切って吠えられないようにする。それは愛情でしょうか？
うちのトラも最初の家族に新居にしたのでいらないと言われて家にやって来ました。

ペットとはなんなのでしょうね。家族として暮らしたいのか、
ただ可愛いから置いておきたいのか。
もちろん血統書と雑種の差についてもとても不快感を覚えます。
差をつけているのは人間の勝手な美徳意識です。
特に日本人はブランドに弱いと言いますしね。

【命】でくくってしまえば、地球上の何もかもの価値は等しく平等だと思います。
人と人以外の生き物と何の差があるのでしょうね。
熊が。猪が。サルが。カラスが人の世界を荒らす。
それは何故でしょか・・・。元は人にあります。彼らに言わせてみれば、
人が自分たちの環境を壊しているのに何故自分たちは殺されるのかと思っているでしょうね。
命を強制的に絶たれる恐怖。もしされるのが人間ならとても恐ろしいと皆言うでしょうね。なら何故他の命は別なんでしょう。

そんなことを言っていたら世の中上手く行かないと言われてしまうでしょう。
実際そうだと思います。

でも、私はそうやっていつも犠牲の上に立って生きていると言うことは
忘れてはいけないと思います。
申し訳なく思いながら生きています。
だから自分の傍にある手の届く範囲の【命】はとても大切にしていきたいと思っています。