コーヒーチケット
よくお昼ごはんを食べに行っているあるホテルのレストランでちょっとだけ嬉しいことがありました。今日は今までないくらい混んでいて、注文したきのこスパゲティができてきたのが12時36分だったんです。お昼休みは1時までだし、会社まで帰る時間も5分は必要だし、セットの食後のコーヒーは飲んでる暇ぜんぜんないなーと思いながら、腕時計を見ながら、あせってスパゲティをかきこんでいたんです。早食いはみっともないし、体にも悪いけど、そんなこと言ってられなくて。そしたら、顔見知りのウエイターさんが、私の席に来て、「今日は大変お待たせして申し訳ありません。どうぞこれを使ってください」とコーヒーチケットを1枚くれたんです。私が近くの会社のOLでお昼休みが1時までなのを察して、コーヒー飲む時間が全くないことを気にしてくれたんです。コーヒーチケットそのもの以上にあの忙しさの中でお客の一人に気配りしてくれて、料理が遅れた事を恐縮してくれた心使いがとても嬉しかったです。北海道はよく自然は一流サービスは三流といわれ、私自身もレストランやいろんなお店でがっかりしたり、社員教育を全くしてないなと思うことを何度も経験しただけに、なんだかホッとして会社に戻りました。