non-GMO(非遺伝子組み換え食品)について
野菜や穀物に関してよく聞く単語「non-GMO」について詳しく触れてみましょう。non-GMO(Genetically Modified Organisms)とは 非遺伝子組み換え のことです。生き物の細胞の一つ一つには、その細胞が死ぬまでのプログラムを書いた設計図が入っています。 この設計図は「遺伝子」と呼ばれています。 科学の進歩によって、この設計図を切ったり、別の細胞にある設計図の断片を、張り付けたりする技術が発明されました。この技術を使って、細胞の設計図を書き換えることを 遺伝子組み換え(GMO) といいます。 non-GMO は、GMOの否定形、つまり、「遺伝子組み換えが行われていない」 と言う意味で用いられます。近年、遺伝子組み換え食品についての安全性の不確かさや、生態系への影響といった危険性が話題となっています。 現在すでに流通している遺伝子組み換え食品は、用途別に3つに分類されます。1、油に加工されるもの ー大豆、とうもろこし、なたね 2、食品として直接口に入れるものーとうもろこし、大豆、じゃがいも 3、家畜の飼料になるものーとうもろこし表示の義務について平成13年4月1日から、安全性審査を受けていない遺伝子組換え食品は、輸入、販売等が法的に禁止されています。 世界の動き ・・・ EU圏等では既に遺伝子組み換えの表示義務があります。 日本では ・・・ 遺伝子組換え食品の開発や実用化は、今後さらに新しい食品の開発が進むことも予想されるため、食品衛生法の規格基準(厚生省告示)を改正して、安全性審査を法的に義務化することになりました。表示の方法表示の義務のあるもの 遺伝子組み換え作物の全原材料中に占める重量が5%以上のものは「遺伝子組み換え食品」との表示義務があります。 例) 高オレイン酸大豆、同大豆、その製品・・・ 「遺伝子組み換え食品」 以下の食品については3通りの表示が義務づけられます。豆腐、豆腐加工品、凍り豆腐、おから、ゆば、大豆(調理用)、枝豆、大豆もやし、納豆、豆乳、味噌、煮豆、大豆缶詰、きな粉、煎り豆、コーンスナック菓子、コーンスターチ、とうもろこし(生食用)、ポップコーン、冷凍・缶詰とうもろこし、これらを主な食原料とする食品 じゃがいも(生食用)、大豆粉を主な原材料とする食品 植物タンパクを主な原材料とする食品 、コーンフラワー( トウモロコシを粉砕した食品)を主な原材料とする食品 1、使っている場合 ・・・「遺伝子組み換え」または「遺伝子組み換えのものを分別」と表示 2、混入の可能性がある場合 ・・・「遺伝子組み換え不分別」と表示 3、使っていない場合 ・・・「遺伝子組み換えではない、遺伝子組み換えでないものを分別」と任意で表示、または表示無くてもOK 表示の義務のないもの 以下のものは、「遺伝子組み換え食品」との表示義務が無いものと見なされます。醤油、大豆油、コーンフレーク、水飴、異性化液糖、デキストリン、コーン油、ナタネ油、綿実油、マッシュポテト、ジャガイモ澱粉、ポテトフレーク、冷凍・缶詰・レトルトのじゃがいも製品、以上を主な原材料とする食品とうもろこし(飼料用)の国別輸入量 アメリカ 9,597,549トン 85.10% アルゼンチン 1,203,954トン 10.86% その他 267,174トン 2.37% 中国 200,909トン 1.78% 南アフリカ 8,541トン 0.08% オーストラリア80トン 0.00% 合計 11,278,207 100.00% 平成10年大蔵省「日本貿易月報」より アメリカの遺伝子組み換え作物の全作付け面積に対する割合 1997年 1998年 1999年 とうもろこし約7% 約35% 約38%大豆 約11 ~14% 約42% 約57%わた 約25% 約56% 約65%アメリカ農務省、アメリカ大豆協会資料、政府関係者等の聞き取りによる 。カーン大学のセラリーニ氏らによる遺伝子組み換えトウモロコシをラットに長期間(2年間)与えた実験でも性別による傾向が現れていることが想起される。次は肥満、高血圧との相関グラフです。男性(オレンジの棒グラフ)がわずかな増加しかみせていないのに対して、女性の甲状腺ガン(黄色の棒グラフ)は遺伝子組み換え作物(折れ線グラフの5つの線)と共に激増しています。次は肝臓ガンと遺伝子組み換え大豆・トウモロコシのグラフですがこれは前のグラフとはまったく逆に女性(赤)は緩慢な増加に留まっているのに対して、男性(水色)の増加が著しい。次は糖尿病とのデータのグラフ遺伝子組み換えとの関連を別としても、米国での疾患の急増ぶりは驚くばかりです。このグラフから遺伝子組み換えがこれらの疾患を生み出したと結論付けることはもちろんできないのですが、しかし、すでにガンや肝臓、腎臓などへの影響を指摘する研究も数多く出ており、この相関になんらかの関係がある可能性を考える必要があります。現在の米国政府の食品行政はそうした可能性を一切無視しており、日本政府も残念ながらそれを踏襲しています。内分泌(ホルモン)攪乱は糖尿病、腎臓病、高血圧、肥満、骨粗しょう症、甲状腺機能低下症、甲状腺機能亢進症、不妊、出生異常、肺・前立腺・肝臓・脳・甲状腺・非ホジキンリンパ腫などのガン、発達障害、学習障害・多動症候群・自閉症・認知症・アルツハイマー病、パーキンソン病、統合失調症などの神経症などの原因となりうるのです。そこで日本での疾患のデータと米国での遺伝子組み換え作物のデータを重ね合わせてみました。米国のような疾患の急増は上記ではアルツハイマー病を除けば顕著には見られません。→遺伝子組み換え食品を極力避けてアルツハイマー病に罹らないようにしましょう。食生活のアメリカ化は進み、ファーストフードや加工食品に依存する人が増えつつあります。そうすれば遺伝子組み換え作物の摂取は避けられません。さらに日本には東電福島原発事故による放射能汚染もあります。皮肉なことに放射線による被曝によって引き起こされる病気も遺伝子組み換え関連で懸念される病名と重なってしまいます。日本においては放射能汚染と遺伝子組み換えという二重のリスクが人の内分泌(ホルモン)系統、免疫にかかってこざるをえないのです。みなさん、食品を購入するとき、十分以上のことを踏まえて表示をよく見ながら買いましょうね。私見ですが、あまり安価なものには注意しましょう。にほんブログ村←ポチッとお願いね。