冬場のカラダの脱水にご注意!
カラダの水分量と分布人間の体はほとんどが水です。体内の水分量は、年齢、性別、あるいは肥満度によって違いがあります。たとえば新生児は体重の約75パーセント、子どもは約70パーセント、成人は約60パーセント、老人では約50パーセントを水が占めています。胎児ではなんと体重の約90%を水が占めているほどです。実は、動物でも植物でも、生物はそのほとんどが水からできています。たとえばスイカやトマトは90%、魚は75%が水です。また、人間の場合は性別によっても水分量が異なり、成人男性では約60%、女性では50%程度です。女性の水分の割合が少ないのは脂肪分と関係があります。● 女性の方が水分量が少ない!?なぜ、女性の方が水分の割合が少ないのでしょう? それは、生きるために必要な脂肪が一般的に男性より女性の方が多く体についてくるからで、その脂肪分だけ水の割合が少なくなってしまうのです。ところで、脂肪燃焼には、まず『糖質』の存在が重要。でも、その糖質が燃えるために必要なものが、実は『水分』なんです!脂肪燃焼に「水分」が必要なのは、車のエンジンのラジエーターが、水がないと効率よく回転しないのと似ています。こまめに水分補給をしなければ、糖質に火がつきにくく、いくら走っても脂肪を上手に燃やすことができないのです。脂肪燃焼のためには、水分が大切なのです。危険!体脂肪率が低いとどうなるの?妊娠率に悪影響 ボーダーラインは15%18歳以上の女性の場合、20%以下の体脂肪率は、「やせ」区分に属します。ここで「やせ」という言葉をポジティブに受け取ったり、目標値に設定するのはNG。体脂肪率は、高すぎても低すぎても、自然な「妊娠」の妨げになります。社団法人Luvetelliの『Baby Book』には、妊娠時のBMIが18.5以下で、体脂肪率が17%以下の女性からは、低体重児が生まれやすいとの記述があります。更に、体脂肪率が15%を下回ると、妊娠できる確率は大きくダウンしてしまいます。10%以下になってしまうと、自然に授かることは非常に困難に…。もちろん個人差はありますが、産める身体や正常な月経をキープするための「目安」として、ダイエット時に体脂肪率のボーダーラインを知っておくことは重要だと言えるでしょう。将来出産を予定していない女性も体脂肪率を重視すべき理由生き方が多様化している現代、将来設計をする上で妊娠や出産は特に考えていない、今のところ予定していないという女性もいるかと思います。けれど、体脂肪率を標準値内にキープすることは、「不調なく生きる」ために、あらゆる女性にとって大切なんです。体脂肪率が18%を切っている女性のうち、排卵が止まってしまう人の割合は半数以上にものぼるそう。生理が数カ月来ていなかったり、周期が極端に短い場合は、排卵が上手にできていない可能性あり。不正出血が頻繁に起こるケースもあります。この時、ホルモンバランスや自律神経は乱れた状態にあるのです。1、月経不順2、骨粗しょう症(骨がもろくなる病気)のリスクが上がる3、体温や免疫力の低下4、精神が不安定になる5、お肌や髪の生まれ変わり周期が乱れる実は、免疫力の低下や骨粗しょう症、月経不順や無月経は、健康的と思われがちな女性アスリート、とりわけ持久系競技(マラソンランナーなど)や美しさを重視する競技の選手たちも闘っている、非常に深刻な問題なんです。身体の各組織に含まれる水の割合を見てみると、血液の90%、脳も80%が水です。さらに、皮膚や筋肉が70~80%が水なのに対し、脂肪組織に含まれる水の割合は10~30%程度とかなり低くなっています。このことから、女性の方が男性に比べ水の割合が少ないことが分かります。人のカラダと水水は、命の根源をなす物質であり、人の体の約60%を水が占めています。体内の水は一箇所にとどまることなく、血液などの姿で体中を循環しながら各細胞に栄養分や酸素を供給ししています。また、代謝老廃物を排泄したり、体温・phの調節など、健康を維持するために重要な役割も果たしています。 成人1日の水分摂取量、排出量● 一日の水分排出量ところで水は、さまざまな状態で体外に出ています。尿や便で排出されるのが分かりやすい例ですね。1日約1.3リットルも排出しています。さらに私たちの身体は知らない間に水分を失っていています。その代表的なものは、なんと呼吸です。私たちは息を吐き出す時、常に肺から水分も出しています。その量なんと400ミリリットル!ガラスに息を吹きかけると、ガラスがくもる、こんな経験だれでもありますよね?これは肺から息と一緒に出ていった水分が結露したものです。このように、知らず知らずのうちに、呼吸によっても水を排出しています。また皮膚からも水分は失われていて、1日約600ミリリットルの水分が皮膚の表面から蒸発しています。これらの量を合計すると、私たちは約2.3リットルもの水を毎日体外に排出していることになります。● 水なしでは、わずか4~5日しか生きられない!だからこそ、私たちは排出した水分量を毎日補わなければ、たちまち体内が水不足に陥ってしまうのです。人間は、たとえ食べものがなくても水と睡眠さえしっかりとっていれば、2~3週間は生きていられると言われています。でも水を一滴も取らなければ、わずか4~5日で命を落としてしまうのだそうです。身体中の水分減少とその身体に与える症状1、体重の約2パーセントの水分が失われただけで、のどの渇き、食欲がなくなるなどの不快感に襲われます。2、約6パーセント不足すると、頭痛、眠気、よろめき、脱力感に襲われ、情緒も不安定になります。3、10パーセントの不足になると、筋肉の痙攣を引き起こし、循環不全、腎不全になってしまいます。4、それ以上になると、意識が失われ、20パーセントの不足で死に至るという報告があります。 水のスムースな体内循環こそが健康を保つkey水分を補う方法として、まず食事があげられます。ご飯や、みそ汁、肉、魚、サラダなど、ほとんどの食事には水分が含まれていて、食事1日分で約600 ミリリットルの水を補給することができます。さらに私たちは、食べ物をエネルギーに変換する際に水分(代謝水と呼ばれる)を作り出すことができ、その量が1日に200ミリリットルと言われています。それに加えて1.5リットルの水を飲めば、体内から失われた水を取り戻すことができ、体内の水バランスを調整することができるのです。これらの量を毎日調整しながら摂取するのは不可能ですが、それを可能にしてくれるのが腎臓の働きです。腎臓は、水の摂取量が多すぎた時には尿の量を増やし余分な水分を放出します。その逆に体内の水分が不足している時には、尿を濃縮し水の排出量を減らしてくれるのです。腎臓のおかげで、体内の安定した水バランスを整えることができるのです。このようにして水は、体内でスムーズに循環することで、健康な状態を維持してくれるのです。大人の正常な体液の状態不感蒸散について発汗や排尿がまったくなくても、成人では1日約900ミリリットルの水分蒸発がある。このうち約3分の2は皮膚面からの蒸発で、残り3分の1が呼吸気道からの蒸発です。このような水分の蒸発は尿や汗などと異なり感覚されないので不感蒸散(不感蒸泄)とよばれています。ヒトの場合、1グラムの水分の蒸発によって0.58キロカロリーの気化熱が体から奪われるので、1日の不感蒸散による熱喪失量は520キロカロリーにも達することとなります。この量は、安静時における物質代謝量の約3分の1に相当します。ヒトが体温を一定に保つためには、物質代謝によってつくられた熱と等しいだけの熱が身体から放散されなければならないわけで、不感蒸散はその一つの重要な手段といえます。かつて、カーニバルの扮装で全身に金粉を塗ったため、不感蒸散が障害されて熱中死した例がローマ(1473)とフィレンツェ(1513)であったといわれています。カラダの中が乾燥すると、ウイルスや細菌に犯されやすく、風邪などを引きやすくなります。高齢者の脱水リスク 通院困難、退院後の療養、認知症などで在宅ケアが必要な方は、 さほどの暑さがなくとも、日常的にかくれ脱水状態になりやすく、脱水から「せん妄」を起こすと認知機能の低下にもつながります。老齢者は、身体の中から水分が減少すると筋肉量が減るので身体に水分を溜める力が少なくなってきます。本人は身体に水分が不足していることに気づかなく喉も渇かないと言います。年令と共に食べる量も減って来てその結果身体の水分量が減少します。3度の食事以外にもお茶の時間(10時と3時)や、お風呂に入る前後また、寝る前、朝起きたときと言うように2~3時間毎に150~200cc摂るようにしましょう。都合8回で1500ccとなります。一度にたくさん飲んでもすぐ身体から出てしまいますので注意しましょう。もちろん、アルコールは(特にビール)厳禁です。ビールだけを1リットル飲むと1.1リットルの水が失われます。だるさを感じたり、足がつる、頭が痛いといった症状になるとき、すでにかなり脱水状態が進行していると思われます。【あす楽】 スマイル(SMILE) エクササイズバイク SE1211 フィットネスバイク エアロバイク 【送料無料】価格:6490円(税込、送料無料) (2017/1/30時点)また高齢者の転倒予防に筋力トレーニングが推奨されていますが、筋力トレーニングで筋肉を増やすと脱水予防にもなります。筋肉は体内で水分と塩分などの電解質を貯めるタンクになってくれるからです。経口補水液は、主に脱水症に大きな効果があります。スポーツや真夏の外出などで大量の汗をかくことで失った水分や塩分を体に補給してくれます。下痢や嘔吐で体から水分やミネラルが排出されたときや、近年問題になっている熱中症にも効果的です。『経口補水液』の「経口」は”口から摂りいれる”、「補水」は”体に必要な水分と塩分を補給する”という意味です。水分だけを補給してもすぐに尿や便として排出されてしまいますが、水分に塩分が加わることによって、体内(とくに血管内)に水分をとどめておく事ができます。■脱水症かどうかの判断に健康な状態で飲むと美味しくないということは、「最近体調が変だな」と感じた時に経口補水液を少量飲んでみて「美味しい」と感じたら、体が水分と塩分を欲しがっている証拠で、脱水症の可能性が高いと判断することができますね。■一度に大量に飲むのは逆効果 特に注意していただきたいのが経口補水液の”飲む量”です。一度にたくさんの水分が体に入ると、血液が一時的に薄くなります。そうすると体は薄まった血液をもとの濃さに戻そうとして、水分を外へ出そうと働きかけます。経口補水液の作り方「経口補水液」1リットルを作る場合の、水、塩、砂糖の分量 【材料】 水 1リットル 塩 3g (小さじ1/2) 砂糖 40g (大さじ4と2/5) or(大さじ4と1/3強)or (大さじ4と小さじ1強) この分量を水が透明になるまで混ぜて溶かします。溶けやすくするには、一旦沸騰させたお湯を少し冷ましてから使うのもよいでしょう。日本薬剤 経口補水液 500ml×24本入価格:2,246円(税込、送料別) 子供は脱水弱者。 子供は皮膚からの水分の蒸発が多いと言われています。(不感蒸散)特に1~2才児には保護者が気をつけましょう。子どもは体温調節機能が未発達であり、新生児では80%もある体液も、失いやすい細胞外液に多く存在する脱水しやすいカラダです。またエネルギー代謝が活発なためにたくさんの水分を必要とします。いつでも飲めるようにしておきましょう。にほんブログ村←ポチッとね健康法 ブログランキングへ