美しい肌を保つには
ヒトの皮膚の面積は、成人で約1.6㎡あり、人体で最大の臓器です。皮膚は大きく分けて3層からなり、1番上の層が表皮、その下が真皮、最下層が皮下組織です。表皮の厚さは平均0.2ミリで、2次元で見ると、表皮角化細胞がまるでうろこのように重なり合ってできた組織です。1番外側の各層は角質細胞がレンガ状に積み重なり、皮膚から水分が失われていくのを防ぐとともに、外界からの刺激や遺物の侵入を防ぎます。表皮の基底層から細胞が分裂して分化しながら上行していき、最終的には「垢」となってはがれます。このように表皮角化細胞が生まれてから剥がれ落ちるまでの過程をターンオーバーと呼び、正常では、約45日かかります。真皮には、血管、神経や皮脂・汗腺などの付属器があり、皮脂や汗を分泌し、皮膚表面に皮脂膜という保護膜を作り、皮膚がカサカサになるのを防ぎます。また、無数の弾力繊維と膠原繊維が弾力と柔らかさを与えます。皮下組織には皮下脂肪があり、外部からの衝撃を和らげるクッションの役割と保温機能を果たしています。皮膚の大敵は、なんといっても紫外線の暴露です。紫外線はメラニン細胞を刺激してシミを生じるだけでなく、真皮の結合組織を傷害してしわを形成します。また、紫外線暴露は活性酸素の1つであるフリーラジカルを産生し、皮膚の老化を促進します。帽子や宇福、日焼け止めの外用や内服などによって、過度の紫外線を避けましょう。また、喫煙によっても、このフリーラジカルが増加します。もともと、人の体内には活性酸素を取り除いてくれるスーパーオキシドジムスターゼやグルタチオンなどの抗酸化物質が備わっていますが、フリーラジカルの数が上回ると健康な細胞が犠牲になります。そこで、抗酸化作用のあるビタミンA、C、Eなどを含む食品を多く摂取することが必要ですが、経口摂取ではわずかしか皮膚には届きません。従ってこれらのビタミンやコエンザイムQ10、アスタキサンチン、フラーレンなどの抗酸化作用のある成分を含む化粧品を外用するのが効果的です。保湿剤というのは、水分を引き付けて維持する物質です。化粧品に良く使用されている保湿剤はグリセリンとヒアルロンサンですが、両者の併用により、相乗効果が得られることが明らかになっています。皮膚の天然保湿因子(NMF)の構成成分であるアミノ酸にも高い保湿効果があります。また、過度の洗顔によって皮脂を落とし過ぎないことも重要です。皮膚に付着した空気中の汚れや過剰な皮脂、皮膚の老廃物はきちんと落とした方がいいのですが、過度の洗顔は乾燥の原因となります。自分の肌質にあったクレンジング剤と洗顔料を選びましょう。もちろん、皮膚の健康のためには良質で十分な睡眠をとることが大切です。睡眠に勝るビタミン剤はないのです。最後に、皮膚は感情と密接なつながりがあります。うれしいことがあったり、楽しかったりすると、どういうわけか、生き生きと輝いて見えます。感情を上手にコントロールするように努めましょう。閑話休題:入浴剤(つるぽか)の効用うるおい入浴液 つるぽかエプソムソルト 2000mL何が良い効果をもたらすのでしょうか。まず、発酵熱によって体が暖められることで、新陳代謝が活発になり、自律神経が整えられることによる健康効果が挙げられます。それに加え、発酵によってできる酵素が有機物を分解する際にできる様々な機能性成分によるおかげだと考えられます。発酵によってできる酵素が有機物を分解する際にできる様々な機能性成分(ミネラル等)が身体中から浸透します。そのため、お風呂に浸かるだけで、まるで運動した後のような心地よい充足感が得られます。その上、腰痛や膝痛、腕などの痛みにも効きます。また、酵素の力がお肌にうるおいを与え、しっとりなめらかな肌や髪になる手助けをしてくれます。