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テーマ:幼稚園やお家での事(1780)
カテゴリ:かんべんな話
うちに帰ったら下の子がいつものようにお出迎え…、
「おかえり」 「ただいま」 そういっているが目線はしっかり私の持っている買い物袋にいっている。 「何買ってきたの」 「お買い物ぉ」 「ねぇ見せて」 「かたずけるから、あとあと」 まず買い物検査から始まるので下手なものは入れておけない。 それがあるので家に帰る前に見られちゃ困るモノはかばんにしまっておいたら、そのかばんまでチェックされたことが以前あった。 よ~するに、細かいのだ。 買い物チェックが済んで自分の欲しいものがなかったとわかると、また自分の部屋にしばらくもどっていった。今度は透明なケースを持って私の所にやってきた。 「ねぇ、みて、これ」 「ん!なに」 「パックンチョ。ぼくが作ったの」 お分かりだろうか、正式名称はわからないが折り紙で、指を中に入れてぱくぱく口を動かすやつだ。ケースの中に折り紙でいくつか作ったのがきれいにかざってあった。 「ふ~ん、つくれるようになったんだ」 「1個欲しい?」 「いっこぉ、う~ん、いいやせっかくつくったやつだから」 「ねぇ、どれにするかきめてよ」 「え~それならだいじ~じゃないやつでいい」 「どれでもいいよ」 「う~ん、そおねぇ、そしたらその青いいちばんチビのやつでいい、でも顔がないよね」 「かお、うん、じゃあ、いまかく」 マジックをもってきてケースにはいったパックンチョに顔を全部描いていった。 「できたよ」 「じゃぁ、それ、あおいの」 「はい、じゃ、ひゃくえんね」 「ええ~っ、おかねとるのぉ~、それはたかいよ」 さすがに、お金のこととなるとちとまずい。当たり前にお金を手に入れられると思われても子どもの教育上よろしくない。 そのあと、いろいろ話しているうちに、ムシキングのお菓子つきおもちゃを買ってくることで交渉は成立した。実際に週末に買ってやろうと思っていたからなのだ。(でも考えてみたら100円より高くついた、まぁいいか、お金で渡すよりはずっといい) それでもちょっと前までは、自分で出来なくていっつも 「つくってよ~」 としつこくいってきたことを思えば、奴なりに成長してきた証だな、そのお祝ということにしておこうか。(あまいね~このおやじは…) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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