テーマ:介護・看護・喪失(5317)
カテゴリ:日常
明日は母の35日。
もう母が亡くなってそんなに経つんだなぁ、と思う。 いろんな場面で、いろんなことで、母を思い出す。 今日は、付添で行った病院が、母が東京で入院していた病院に似ていて、 とてもよく陽が当たる中庭があった。 素敵な中庭で、たくさんの人たちが、ゆっくりとした時間を過ごしていた。 ほぼずっと寝たきりで過ごしていた母も、東京の病院にいる時には、 ほぼ毎日のように、車椅子で中庭へ行っていた。 骨折のリスクの高い母を、あの病院の医師や看護婦たちは、 とても親切に大人数でベッドから車椅子へ移してくれた。 戻るときはその逆も。 たまに出られる外の景色に、母は喜んでいてくれていただろうか。 たくさんの人の手を煩わせることを気に病んでいただろうか。 もう自力では出られない悔しさをかみしめていただろうか。 いずれにしても、まだまだいろんなところに、母を思い出すものたちが居る。 私はまだ、じめじめと、めそめそと、日々を暮らしている。 もちろん、そればっかりじゃないけれど。 笑うことも、楽しいことも、ちゃんとあるけれど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年10月14日 22時16分02秒
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