いつか・・きっと来る♪やっと・・来た♪

朝、６時頃トイレに。それからちょっと痛みがある。
生理痛のヒドい感じ・・・
少し我慢していたが、ややそれよりも強めに。
６時半頃に看護婦さんへ伝える。

痛みを押さえるために座薬を入れてくれた
それが効けばＯＫだけれど、
効かなければ・・・と言ってたら
痛みは若干マシになる程度で動けない。
陣痛とはちょっと違った痛みで
陣痛は腰や下半身全体が！！って感じだけど
今回は一部が・・・うげっ(￣□￣！)
出産以来の痛みかも・・・ってぐらい。

もしかしたらすぐ手術になるかも。と先生。
もう同意書は書いておいたし
いつどうなるか？と言われていたので
少し覚悟はできてた。
もうこうなったらまな板の鯉よ！
任せるしかないわ！
何よりこの痛さが無くなるなら！！


手術に備えて
剃毛と尿の管を入れた。
手術着にも着替えた。
エコノミー症候群を防ぐ為に
結構強めに圧迫するタイプの
薄目のハイソックスの靴下を履く。

それからすぐ当直の先生くる。
ここのお医者さんじゃないので
とりあえず手術の方が良いだろうという事で
その方向で常勤の先生と話しするそう。
予定は８時頃になります。とのこと

常勤の先生が来てくれて説明してくれた
前回の数値から
３１３６→６８５９→
昨日の検査では　９０００超え
数値が増えているので早めの方がいいとのこと。
痛みもあるので破裂寸前ではないか。とのこと。

まだまだ痛みが取れず、今度は注射で痛み止めを。
次は少し効いて楽になったが・・・
やはり辛い・・・脂汗がでる・・・

７時１５分頃にチビと主人が到着。
先生から少し話を聞いたみたい。
とりあえず手術になるとのことで
【頑張るんだぞ！】
“おかあさん頑張って”と。
サッサと同意書書いといて良かったね。


車いすで手術室へ向かうと同時に朝食が運ばれてきた。
チビと主人に食べるよう言って待ってもらう。

指輪外し、コンタクトも。
ツメ伸びてないか？確認して髪を結ぶ。


車いすに乗り、両手両足は点滴の台に乗せて運ばれる。
点滴したまま、パンツ脱ぎ、手術着も脱いで裸のまま診察台へ。
頭には白い帽子をつけられて
（素っ裸に青いのだけだと結構寒い・・・）

まずは横に・・・
背中に先生が触り、
骨？を確認してそこを強めに何度も押す。
それから少しチクッとして注射。
（全然痛くない！）
あっという間に痺れだし
下半身が言うことをきかなくなった。

仰向けになり、
首から下は見えないように？仕切られていて
身体は上から青いのをかけられ（テレビでよく見るのだわ・・・）
同じ青いのがかかっている。
でも声はしっかり聞こえ意識もハッキリ

両手はそれぞれ離れた台に乗せられ
点滴がそのまま継続と、何か追加も
（液は入れ替えたのかな？）
　
先生が、
「ここは冷たい？」
「触ってる感じある？」と確認しながら
麻酔が効いてるのを確認して手術開始。
先生より
「縦がいい？横に切る？」とのこと
（ゞ(￣∇￣;)ｦｲｦｲ・・もう少し早く聞いといてくれない？）
【すみません・・・横で・・・】
と言い、それから知らない間に手術は進行してて
気づいたらもう始まってた！と言う感じです。

先生からは
「心配しなくていいですからね」
「もう終わりましたよ」
「ちゃんと切除できましたから」
など言葉をかけてもらいました。

看護士さんも頭の横で
色々話しかけてくれて、
ツーッと出た涙も拭いてくれました。

・・・この瞬間、赤ちゃんとお別れなんだ。
もう赤ちゃんいないんだ・・と思うと
知らず知らずに涙があふれてきました。
数値がドンドン上がり、頑張ってくれている赤ちゃん。
場所が違っただけで、
本当ならば元気で申し分ない赤ちゃんなのに
こんなことになってしまって・・・

“お母さん！私は見えないけど、ちゃんといるの！！
　ここにいるんだよ！助けて！”
って言われてる気がしてとっても悲しかった。

無事に手術が終わり、台で身体を拭いてくれ
そのまま寝て病室へ。
主人とチビの心配してる顔を見たら泣けてきた・・・

大きめの私をベッドに移そうと６人がかりで
保健婦さんがシートに乗せて運んでくれた
１人の保健婦さん・・力みすぎたのね。
お尻の所が「ビリッ！！」って破れちゃった(*≧ｍ≦*)ﾌﾟﾌﾟｯ
どうやら、服じゃなくて手術着？薄い紙みたいなのが
破れちゃったみたいで・・・。
みんな大爆笑！！

私は・・・そんなに力むほど重くてすみません・・・と反省。
みんなが声を揃えて・・・
「そんなそんな・・・」・・・・気遣いありがとう(*/∇＼*)
悲しかった気持ちが少し和らぎました。

しばらくしたらチビが退屈したので主人と出かけた。
戻ったのは１９時過ぎて。

食事は夕飯なくて水分のみＯＫ。
明日の朝食はおかゆで、
お昼からは通常食らしい。


腰が上がらないので動けない。
起きあがることももちろんできない。
ずっと同じ体勢は背中が痛い・・・
横にずれることすらできず
横向きにもなれず
横を向くとお腹の中のモノが
グニャーと移動する感じがするし傷は痛む。
おまけに手を伸ばして届かないところのものは
何も取れず、困った。


チビは主人が甘やかせてくれるものだから
ここぞ！とばかりにコンビニに連れて行ってもらったり
おもちゃを買ってもらってた。
お母さんが居ないと寂しいから。と
プリキュアの「シフォン」まで買ってもらってたよ。

甘やかせたらダメ！と言いたいところだけど
今回は頑張っているから・・・しょうがないかな。
私のお腹の赤ちゃんがいなくなった日に
我が家に来てくれた「シフォン」
チビ、しばらくはシフォンがチビの弟・妹だよ。
大切にするんだよ。


今夜もチビはシフォン買ってもらいながらも号泣したそうで
「お母さんがいます　がいい！！！！」
と３０回ぐらい連呼され、
更に咳き込んで呼吸困難にでもなるんじゃないか？
ってぐらいだったらしい。
クループを持っているチビに
主人は冷や冷やしながら今夜も二人で過ごしたようです。

今日は術後の朝から・・・１人寂しかったわ～。
主人は一度家に帰り、
チビと家の掃除や片づけをやってくれたらしい。

私は１人ボーッとすると
お腹の赤ちゃんの事を考えて
申し訳ない。って気持ちや
この世に産まれたい！って頑張っていたのに・・・
私にもっと何かできたのでは？
癒着を早く知って治しておけば？
どうやって治すんだろう？？

次、赤ちゃんできるのだろうか・・
主人やチビに申し訳ないことした・・・
色々考えては泣いてました。

お腹の傷を見るたびに
少しの間でもお腹にいてくれたって
思い出すんだろうな。

明日から一日も早く回復するよう
チビと主人の元へ帰れるよう頑張ります。