私もやってみました。税務署でe-Taxでの確定申告。
(今回の確定申告の期限は3/17なので、興味のある方は
次回の参考にして下さいませ(^_^))
e-Taxでの確定申告……と入力するのが面倒なので、
以下「新電子申告」とします。
なぜ「新」かというと、
電子申告らしきことは今までもやっていましたが、
e-Taxを導入したのは今年の1月からということで、
それまでの仕組みと区別するために
ワタクシが勝手に「新電子申告」と名付けました。
ご了承下さい。
さて、夫ぶーは税務署で3時間もかかりましたが、
私は日頃の行いが良いせいか(笑)、おかげさまで1時間弱ですみました。
まーー、ぶーが行ったときは、
新電子申告に対応できる職員の方が少なかったうえに、
その方が他の複数の申告者にも同時に対応していたので、
指示待ちの時間が異常に長くなり、
3時間もかかったということらしいです。お疲れさん。
国税庁が、税金を5千円も安くしてまで普及させたい「e-Tax」。
新電子申告は本当に「らくらく」なのかどうなのか、得なのか損なのか、
いろんな視点・置かれている状況の違いがあって難しいですが、
総合的にシロウト判断すると(笑)、
1)新電子申告開始年は大変だけど、翌年からは「らくらく」になる。
2)新電子申告開始年は得だけど、数年後には損になる。
ということは、つまり、
開始年から数年間は、まぁ、ありがたいかな…っていうところでしょうか。
国税庁が最終的に目指しているのは、
申告者が持っているPC(面倒なので、以下「家PC」)からの
新電子申告のようです。
そのために必要な手間と経費を思いつく限り(^^)挙げてみました。
<新電子申告開始年>
手 間 経 費 等
---------------------------------------
1)市区町村で住記カードと 最低2日間 住記カード手数料@5百円
※電子証明書の交付を受ける 電子証明書手数料@5百円
2)上記1)に伴う交通費など それぞれ それぞれ
3)※ICカードリーダライタの購入 それぞれ @3千円ぐらい
4)家PCの環境設定 半日以上 -----
(数種類のソフトとドライバの
インストール等)
5)国税庁HPの確定申告コーナーで 30分ぐらい -----
「初期登録」
6)同コーナーで 10分ぐらい @△5千円
「申告書の作成と送信」 ※電子証明書等特別控除
7)同コーナーで 15分ぐらい -----
「受信された申告書の内容確認」
8)税務署までの往復 それぞれ それぞれ
※電子証明書とは?
オンラインで国税庁に新電子申告をする際、本人証明のために送信する情報。
いわば、ハンコの代わり。
住記カードに搭載のICチップに、電子証明書として、
氏名、性別、生年月日、住所などが記録されている。
※ICカードリーダライタとは?
住記カードの電子証明書を読みとるための機械。家PCにつないで使う。
※電子証明書等特別控除とは?
所得税確定申告を電子申告する場合、普通に計算された所得税額から
さらに最大で5千円、 税金を安くしますよ~ん、というもの。
対象は、平成19年分または平成20年分の所得税で最初の1回のみ。
ですので、19年分の所得税で特別控除を受けた場合は、
平成20年分の所得税では特別控除は受けられません。
こんなところでしょうか。
まず、手間と優遇される点から考えてみましょうか。
全てを家PCからやろうとすると、開始年は1)~8)までみっちりかかります。
しかし、開始年の申告を税務署のPCで行うと、
とりあえず3)と4)は省略できます。
「とりあえず」というのは、
まあ、いずれはやらないといけないでしょうから。
1)~5)は通常は開始年のみにかかる作業なので、
翌年からは6)、7)のみです。
たしかに「らくらく。」かもしれない♪
ウチの場合は、住記カード等取得後、
ICカードリーダライタを購入して家PCから申告しようとするも、
面倒そうだったので、税務署職員指導のもと税務署のPCから新電子申告し、
その後忘れないうちに家PCの環境設定(これは夫ぶーがやりました)、
というふうに進みました。
区役所も税務署も徒歩圏内のため交通費はかかっていませんが、
一通り全部行っています。
だから、次回の申告からは「オンラインでらくらく。」のはず!!(笑)
通常の申告と比べて、新電子申告の有利な点は、
・オンラインなので24時間いつでも申告できる。
・源泉徴収票や各種控除証明書など、ほとんどの添付書類の添付を
省略できるので、郵送料がかかることは、まず、ない。
・税務署まで出向かなくてもいいので、交通費もかからない。
・送信した内容は国税庁に即座に受理され、国税庁が受信した内容も
すぐに確認することが出来る。
(回線の混み具合によってはすぐ確認できないこともあるらしいが)
・一度送信した内容の訂正もすぐできる。(回線の混み具合にもよる。)
・新電子申告されたものから順に審査するので、還付金がある場合、
戻りが早い。
・開始年には最大で5千円の特別控除がある。
……でしょうか。
特別控除の話が出たので、次回は、
それはどの程度ありがたいか(笑)、です。
あーーー、また続き物になってしまったよ……。
(2014.2.18 体裁調整)
(2014.2.20 リンク追加)