長男が小学6年生の頃、中学校のセーラー服を着ていた隣の娘さん。
今はもう20代後半だろうか。
いつも玄関から駐車場までの間に会ったときには、ニコッと挨拶をしてくれた。
ところが、今、隣の娘さんが使っていたと思われる部屋に灯りが灯される様子は
全くない。
同じマンションに住まい始め、お隣同士とは10年以上も経つというのに何の付き合い
もない。苗字すらよく知らない有様である。
というわけで、隣の娘さんが結婚したのか、遠くに就職したのか、それとも熊本市内で
一人住まいを始めたのか全くわからないでいる。
そのことを知ったとしてもどういうことはないのだろうが、
「この頃、隣の娘さん見かけないよなあ、結婚でもしたのかな」と、
カミさんへ尋ねても知らないという。
彼女の駐車スペースは私の車の隣。今、車も見かけることがない。
空いている彼女の駐車スペースを見ては、余計なこととは思いつつも隣の娘さんの
消息がちょっぴり気がかりな私である。