3699806 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

小春日和の朝

小春日和の朝

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

カレンダー

日記/記事の投稿

バックナンバー

2024.11
2024.10
2024.09
2024.08
2024.07

カテゴリ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

お気に入りブログ

【重要なお知らせ】I… 楽天ブログスタッフさん

またもや宴!三年坂… さとヌーさん

本音で語ろう!お取… ヴィーナスひろりんさん
日々の日常一押し生活 お茶マスタさん
*~ミルクの無添加… ミルクパン工房さん
ジュバンスと共に美… アカネちゃん0565さん
ようこそ!「雲の上… ☆サニーさん

ニューストピックス

2008.05.08
XML
カテゴリ:日記

 昨日、病院の中央処置室のベッドに寝かされ点滴を受けた。
ベッドはカーテンで仕切られ、点滴を受ける私がそこに横たわ
っていることを処置室に入ってくる患者さんは知らない。
 点滴は2時間、ポタリポタリと落ちる液を見ていると、患者と
看護師さんの会話が聞こえてきた。どうも注射を打ってもらいに
きている様子だった。

 「この前の巾着よく出来ていましたね」
 「えー、若い頃、洋裁学校に行っていましてね」
 「そうでしたか、どおりで綺麗にできていると思いました」
 「でも、結核にかかりまして洋裁の道を断念したんです。でも、私は運が
 よかったですよ、私より半年前の結核の患者さんはほとんど亡くなって
 いますから」
 「そうでしたか」(以下、略)

 患者と看護師、何度も病院を訪れお互いに顔見知りなのだろうが、患者も
何かを話したい、それを逃さず、話題に入って患者と会話を交わす。注射を
打つ間のたったの数分であるが、患者さんの心も安らぐひと時ではないだろ
うか。

 点滴を入れる刺さった針が腕に鈍痛を感じさせ重くなってきた。でも、数組の
患者と看護士の会話は、その人の日常、優しさ、楽しみをベッドに横たわって
いた私に伝えて癒してくれた。小さな幸せに出会った気分であった。
 小さな幸せはどこにでも転がっている。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008.05.12 18:40:16
[日記] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X