先日の同窓会、二人の先生が出席。その中のお一人は私達の担任で大学を出たばかりの
若さ溢れる人であった。毎年参加してもらっているのだが、会を重ねるたびにどちらが生徒か
先生わからなくなってきている。人それぞれ、老けて見えたり若く見えたりするのはなぜだろう
と同窓会は考えさせてくれる。男性より女性が活き活きとしていて若く見えたと思ったのは
私だけであっただろうか。
翌日、同窓会を終え実家を出発しようとすると窓の陽射し避けに栽培されて収穫され
なかったニガゴリ(私の生まれ育った田舎ではゴーヤのことをニガゴリという)が熟して
曇天の中にぶら下がっていた。
私は、中の真っ赤な種、鮮やかに熟した黄色いニガゴリ、視覚的には食べるときの
色合いよりこちらになぜか惹かれるのである。なぜ、食べてくれなかったと訴えている
ような気もした。
同窓会と熟したニガゴリ、定年を迎え退職しても、この熟したニガゴリの鮮やかな色合い
のように輝いてみたいものだと思った。