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カテゴリ:日記
友人から父が亡くなったとのことで「年末年始のご挨拶をご遠慮いたします」との
葉書が届いた。 友人の父は私の父と同じ職場の先輩と後輩。その後、偶然に息子同士も同じ会社で 働くことになり父同士、息子同士も友人となったのである。 私の実家は兼業農家で父は会社勤めをしながら、稲作とミカン栽培をしていた。 ミカンの収穫時期には亡くなられた友人の父にも手伝いに来てもらった。 友人の父がみかんに剪定鋏みを入れながら私に話しかけてきた。 それは「私たちの世代は、若いときは戦争。終戦後は豊かな生活を送りたいと 懸命に働いてきた、そして今は子孝行。報われない世代だと思う」との言葉であった。 今から30数年も前のことである。 亡くなった友人の父は93歳、私の父は二つ年上であった。今頃、天国での再会を 二人で懐かしみながら話が弾んでいるかも知れない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.11.22 08:18:54
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