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カテゴリ:日記
白い杖を持った一人の青年が乗ってきた。 彼は中ほどで手すりを持って立っていた。彼のすぐそばの一人掛けの椅子が 空いていた。 近くの人が、あるいは後方の席に座っていた私でもよかったのだが、誰一人 として空いている席に青年を誘導しようかという人はいなかった。 しばらく走ってバスが信号で停まった。バスの運転手が運転席から離れて 青年を空いている席に案内した。 降り際に仕事とはいえ、優しい心配りのできる運転手の名前をしっかりと 記憶した。 昨日の朝の通勤バスの車内での出来事である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.07.07 06:29:58
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