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小春日和の朝

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2011.11.03
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カテゴリ:日記

先日、フランチャイズにしている立ち飲み店に

初めて見かける若い女性が一人いた。

先に来ていた常連がその女性を紹介してくれた。

常連は言わなくていいのに私の勤務先まで言った。

「えっ、うちのお父さんも同じ会社ですよ。私の父を知っていますか」

と訊ねてきた。

「Oさんですか、一人同じ苗字の人を知っています、鹿児島出身の人ですが」

と応えると「はい、鹿児島出身です」と返ってきた。

何と十数年前の同じ部署で働いたことがあるOさんの娘さんだった。

暫くして

「二番目の息子さんを知っていますよ」と彼女が言った。

「えっ、うちの息子を知っているんですか」

「はい、バイト先が一緒でした。父親の職業の話になったとき両方とも

同じ会社だったので親同士知り合いかもねと

息子さんと話したことがあるんです。だからH君のお父さんじゃないかと思い」

と言い終わって名刺をくれた。

Oさんの娘さんは博多に住む親元を離れて立ち飲みのお店と

同じビルにBarを開いたという。

そのBarに早速お邪魔してみた。

1360.jpg

27歳の二男より年下でお店を持つための資金はどうしたのだろう、

そして私と真逆でもの静かな無口なOさんがよく許したものだとも思った。

「うちの息子はあなたがこのお店を開いたことを知っているのかなあ」と

訊ねると

「随分会っていませんから知らないと思います」

「じゃあ、息子を今度ここに連れてきて驚かせてみましょうか」

「ええ、是非お願いします」

という会話をしたものの、我が二人の息子はオヤジに酒の席に

誘われても付き合ってくれない

(焼肉と寿司屋には私の奢りのときにだけ付き合う)ので

私の思いつきは実現しそうにない。

来年4月1日に政令都市となる熊本市、周辺の町と合併を重ねて

人口は73万人を超える。

でも、初めて会った知らない人三人と話すと

共通の知人の名前が出てきたりする。

熊本はとても、せまい街だなといつも思っている。






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最終更新日  2011.11.03 08:27:24
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