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カテゴリ:日記
私が定年で退職することを知った福岡に単身赴任していたときの 上司が「博多に出て来なっせ、一杯飲もう」ということで昨夜その宴となりました。 宴の場所は働いていた職場から福岡市営地下鉄駅の間にある居酒屋。 仕事の帰りによく寄らせてもらいました。 ご夫婦である大将と私と同い年の元気のいい女将さんが切り盛りされていて 女将さんとは飲んで喋って翌日の労働意欲の再生産はこのお店で行われてきた と言ってもいい程、しょっちゅうお世話になりました。 その女将さん、残念なことに3年前に病気で亡くなられました。 平日のみお店が開いていることを知らない私は何度かと 土曜日の夜に訪ねるといつもお店は締っていました。 平日、女将さんが亡くなられてからお店を訪れたのは昨夜、もっと早くお邪魔すれば よかったのですがと大将へ挨拶をすると 「もう手遅れでした」と女将さんの亡くなるまでの経緯を詳しく教えてもらいました。 カウンターで飲んでいるといつも私の隣の席に座ってきて親しげにあれや是やと 話しかけてくる女将さん、あまりにもハイテンションのときには暫し静けさを 取り戻そうと女将さんが担当する料理をわざと頼んで厨房に引っ込んでもらおうと いうことを画策したときもありました。 でも、昨夜はいつも居た人がいない、本当に亡くなられたのだなあと実感。 久しぶりに行った居酒屋は懐かしくもありましたが女将さんの姿がなかったことが 一番心に残りました。 久しぶりの博多の夜は懐かしさと寂しさで喉を潤することになりました。
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最終更新日
2012.03.09 05:07:37
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