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小春日和の朝

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2012.07.07
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カテゴリ:日記

その昔、温州ミカンの兼業農家であった我が家、それは40年近く前のこと。

ミカンの減反政策、そして父が亡くなり、私の転勤で手入れをするものが居なくなり、

ミカンは枯れて畑になってしまった。一部の畑には梅や柿、栗などを植えたが

毎年、下草との闘いが続いている。

少々、草が生えていても放っておいてよかったところの近くが新興住宅地となり

しょっちゅう草刈をしなければならなくなった。

昨日、そこの草刈をしていると奥さんが出て来られて

おはようございます、雨の中をたいへんですね」との挨拶をもらった。

すみません、いつも草ボウボウにしていて」と私。

社交辞令的な挨拶を済ませ、黙々と草刈をしているとこういうものに出合った。

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雨の中で輝きを放つ名も知らぬキノコや草花、

「俺はここにいるぞ」訴えているようでした。

さらに嬉しかったのはクヌギ林の脇に植えていた蒟蒻(こんにゃく)芋。

1キロ500円で買ってきた種芋が全て芽を出していた。

537.jpg

収穫は3年先、いや5年先だったかな。

この芋で蒟蒻を作る、ずいぶん遠くにある楽しみである。






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最終更新日  2012.07.07 20:08:55
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