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カテゴリ:日記
是非、観てみたいと思っていた映画「あなたへ」へ先ほど行ってまいりました。 平日の10時10分からの上映というのに80名近くのお客さん、 熊本にしては大盛況でした。
高倉健さん演じる刑務官、倉島英二。 妻(田中裕子さん)との出会いも素敵でした。 二人の間に穏やかな時間が流れていました。 私が思う夫婦の現実は 時には仲良し、時にはいがみ合い、罵り合い?などいろいろとあります。 そんな中で長年連れ添って来たにも関わらず、お互いに理解しあっているか、 心の中の思いが本当に伝わっているかと自身に問いかけてみると そうではないところがたくさんあります。 生きているときには、あのときの態度が、あのときの言葉の本当の意味が 理解できなかった。 それが、どちらかに先立たれ、亡くなってはじめて 分かってくるものがあるのではないかと思わせてもらった映画でした。 富山から平戸までの途中の出来事が新たなストリーを生む、 この映画には大きな二つのストリーがあるなとも感じました。 長崎県平戸でのシーンには名場面がいくつもありました。 観終わったあとの余韻は心が温まる穏やかなものとなりました。 とてもいい映画でした。 ところで 数年前、熊本地方検察庁の検察モニターとし参加していたとき、 熊本刑務所を訪れる機会がありました。 刑務所内を見学して最後の扉が締ったなと思ったとき、 〇〇さんと私を背中から呼ぶ声がしました。知人の刑務官でした。 「あなたへ」の冒頭のシーン、 なぜかそのときのことが思い浮かんで来ました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.08.30 07:06:09
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