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カテゴリ:日記
農業研修の昼休み、弁当を食べ終えた教室で研修生のお一人、 お母さんでもある方が 「このお菓子、子供があげたかな~さげたかな~で貰ってきたお菓子なんです」と。 さらに、食べませんかと言いながら話しかけてきました。 私は「あげたかなさげたかなって、それは高菜の種類?」と訊き返してしまいました。 「あげたかな~さげたかな~」は小学校高学年までの子供たちが十五夜に 「あげたかな~さげたかな~」と言いながら近所の各家が準備しているお菓子を 貰って回るという行事とのことでした。 この行事のことを知っていた研修生は誰一人としていませんでした。 どうも熊本市南区のある特定の地域だけに存在する行事らしいのです。 正式な行事名は「芋盗み」とのこと。この名称も面白いなと思いました。 いつの時代から始まった行事なのか、そしてこの行事が今も行われている 地域の範囲はどこまでなのか調べてみるとまた新たな発見があるかも知れません。 あげたかな~さげたかな~を 体験されたことをUPされたブログがありました。それは→こちら
ところで、この「あげたかな~さげたかな~」の由来を私なりに考えてみました。 芋盗みは、名月の夜にお供えものの芋を子供たちが貰う(とる)という 風習から来ているとのことですから 芋は「お月さんにもう上げたかな~」との子供達の問いかけで、 上げてから時間がある程度経って、貰って帰っていい時間が経過した、 つまり「下げたかな~」ではないかと考えてしまいました。 それとも、お月さんが、「お供えは上げてくれましたか」、 そして「もう、下げましたか」と、こちらにも取れるような気もしました。 前出の方はちょっと苦しい解釈ではないかと思いますが、 この由来、語源について、この行事のことを教えてくれたお母さんに ご存知かどうか訊ねようと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.10.02 22:29:21
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