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2015.04.27
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カテゴリ:日記

25日から2泊3日で実家へ帰省。今回の帰省の目的は実家に「山の神祭り」の座元が12年に

一度回ってくるという一大イベントのため。

父たちが実家から1キロほど離れている山林を70年くらい前(はっきりとしない)に切り

して開墾。

 その頃、豊作を願って山の頂き(海抜100数十mくらい)に祠(ほこら)を設けた。

毎年4月にその祠の祭りが開墾地を所有する12戸が一同に会して行われる。

祭りと言っても神主さんに来てもらって祝詞をあげてもらい、あとは注文していた弁当などで

酒を酌み交わすという社交の場。

 

7859.jpg

 

   祭りの当日は年に一度、石の祠の清掃を行うため男数名で8時半出発で山登り。

急な斜面を登るので汗びっしょりとなった。

  清掃を終え(主に落ち葉の片付け)たら、しめ縄を張り、石三つに飾りをしてお参りをして

山を下りて11時から今年の座元の我が実家で神主さんにお祓いをしてもらう。

 お祓いが終わると小宴の開始。弁当に刺身は参加者負担で飲み物は座元が負担。

そして私がソバを目の前で打ち、パウンドケーキ2本、チーズの燻製、粉山椒入りの食パンを

食べてもらった。

   座元では奥様方の協力を得て、吸い物、ポテトサラダ、タケノコの煮物なども提供。

 (こういうことをするかどうかは座元に任せてあり、提供しなくても良い)

 私が幼い頃に記憶している開墾地ではサツマイモ、スイカ、ウリなどを栽培していたが、

急斜面と日当たりがミカン栽培に適しているということで私が小学生の頃、どの家もミカンの

苗を植えてミカン栽培を始めた。

 中高校生の頃にはミカン園の草刈、消毒の手伝いといろいろと手伝わさせられたが、両親の

頑張りを見ると手伝えと言われたら嫌とは言えず断ることはできなかった。その時代の草刈は鎌、

これもきつかったがミカンを運び出すのは軽トラックもない頃なのでリヤカーだった。

 忘れもしないのはミカン栽培を始めて10数年が経った頃、ミカンの減反がいってきた。

減反するとその減反割合に応じて補助金のようなものが出ることになっていたが、ミカンの減反

方法は抜根(三脚を組み、チェーンブロックで根を引き上げて完全に抜く)しないと補助金が

出ないようなことを父たちが言っていた。

 抜根しないで根元で切ると、その根元にまた接ぎ木をする不心得ものが出てきて減反になら

ないということで完全に抜根する取り決めになっていたようである。

そういう不心得者は誰も居なかったと思うのだが父たちは隣のミカン園の人たちと協力して

懸命に抜根していた。

 抜根しなくても接ぎ木をしていないかを検査員が検査して回ればいいじゃないかと子供心に

オカシイのではと思っていた。(私の思っていたことが正しかったかは不明)

 そんな思いのある開墾地、開墾当時の父たちの苦労を知る人は殆ど亡くなってしまった。

ただ、「山の神まつり」が滅多に飲食をともにして話したりすることのない地域の繋がりを持つ、

社交の場となっていることだけは間違いない。

 あと、何年続くか分からないが来年の座元も決定、小宴は3時過ぎまで続いた。






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最終更新日  2015.04.28 05:30:11
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