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小春日和の朝

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2016.06.29
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カテゴリ:日記

路上、向こうからこちらへ向かって歩いて来る人で

何かいいことがあったのかニコニコ、あるいはニヤニヤした笑顔の方とすれ違うときがあります。

過去のいい出来事?のことを思い浮かべての「思い出し笑い」だろうなと推察しています。

「思い出し笑い」の人と出会ったときはどんないい事があったのだろうと

思いますが何か気味が悪いなと思う笑い方をする人と出会ったこともあります。 

私が中学一年生の時、その頃、両親は自宅から2キロほど離れた田んぼで米を作っていました。

服装は学生服、田んぼを手伝うというのではなく田んぼに居た両親に何か用事があったので

うために出かけた時にその事件は発生しました。

私はなぜか頭の後ろで両手を組んで歩いていました。

我が家の田んぼから二百メートルくらい手前の所でした。 

向こうから20歳をちょっと超えたくらいのお兄さん二人が歩いて来ました。 

お兄さんたちが近づいてきてその中の一人が私に向かって

なんが可笑しかつか(何がおかしいのか)」と言って殴りかかろうとしました。 

もう一人が「やめろ、やめておけ」と言って殴りかかろうとした男を止めました。

私は頭の後ろで手を組み、ニタニタとした笑顔で歩いていたのです。

その笑いと手を頭の後ろで組んでいるという態度が気に入らなかったのでしょう。

ひょっとしたら気味悪かったのかも知れません。

それからというもの、人とすれ違う時には極力「思い出し笑い」はしないように

心掛けています。

ちなみに、殴られそうになったときに、どういう理由で笑っていたのかという

その記憶は全くありません。 

(お二人のことを笑ったわけではないことは確かでした) 

あの時のお兄さんお二人は元気でいらっしゃれば70代半ばになられたのではと思っています。 

私は殴られそうになったあの時の事をはっきりと記憶していますが、

お二人の中には残っていないでしょう。 

中学一年生、51年前の私の遠い昔の「思い出し笑い」の苦い思い出です。 






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最終更新日  2016.06.29 21:31:01
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