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小春日和の朝

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2016.08.09
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カテゴリ:日記

 現役時代、お酒の席で「我が家には結婚して欲しい息子が二人居るんだけけど」と話すと、
「うちには娘がいるけど息子さんにどうだろう」と話してくれる同僚が何人も居た。
ある同僚は娘さんが働いているお店まで教えてくれて見に行ってもらってもいいとも言って

くれた。

「いつの日か息子と娘を持つ親として二人を引き合わせてみたらどうだろう」というところ

まで話が進み、私が息子と二人で小料理屋に行っているところにあなたが娘さんと二人で入

って来る。偶然会ったことにして暫くしてオヤジ二人はちょっと違う店で飲みたいからと言

って二人きりにして店を出る」というのはどうかなという演出まで考えたことがあるが話だ

けで先に進まなかった。
 子供たち同士を合わせてお互いが気に入ってうまく行けばいいがそう行かない場合を考え

躊躇してしまった。

 私が結婚したのは29歳、25歳を過ぎた頃から友人たちはどんどん結婚して行き一緒に遊

んでくれる人は激減、20代後半は寂しい時期を過ごした。

27歳の頃までは周囲から「早く結婚しろとか彼女はいないのか」などと言われていたが

それも段々と言われなくなった。

結婚に対する見方や考え方は私の若かりし頃の時代と現代を比べれば諸環境とともに変化

したと思います。それでも「結婚して幸せな家庭を築いて欲しい」という子供に対する親心

はいつの時代となっても変わりません。
 今になって両親が独身時代の私に対して思っていただろうという(息子がなかなか結婚し

そうになかったこと)気持ちがちょっぴりわかったような気がしています。






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最終更新日  2016.08.09 07:08:51
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