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小春日和の朝

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2016.12.04
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カテゴリ:日記
   昨日は実に10日ぶりくらいに実家へ帰省。種を播いて苗となった九条ネギとレタスを定植する
ために。

 実家へ着く寸前に一輪車に何かを載せて歩いている従弟と遭遇、車を止めて「何を収穫してきた
の」と、訊ねるとみかんだという。それも無農薬みかんだと言った。

 
   実家でお昼ご飯を食べていると玄関のチャイムが鳴った。一輪車の従弟だった。「これ、食べて
下さい」と、差し出したのは無農薬みかんだった。



   その昔の我が家(実家)は父は会社へ働きに出かけながら米とみかんを栽培していた。
中学、高校生の頃は、ミカン畑の草刈、そして農薬散布の手伝いをよくさせられた。
 農薬散布の手伝いは私はもっぱら近くの井戸から農薬を作るタンクに水を汲むという役目
だった。

   農薬散布はもっぱら父と母、私は「私は若いから、今から農薬をずっとかけるとなると
身体に良くない」と手伝わなかった。その言葉に納得したのか「いいから、お前も農薬散布を
してくれ」と父と母は無理強いすることはしなかった。
 当時のミカン畑は段々畑で上に行くほど色艶のいい、いいミカンが収穫できたのを今でも
記憶している。


 さて、従弟が持って来てくれた無農薬みかんは色艶も良く、肌もきれいだった。


「これが自然のみかんの味だよ」と自己主張しているような素朴で濃厚な味は
一緒に食べた
兄弟と「こんなミカンは久しぶりに食べたな」と同じ言葉を発しさせてくれた。





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最終更新日  2016.12.04 06:03:02
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