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カテゴリ:路上観察
昨日、久しぶりに街中に出たのでちょっと一杯飲んで行くかと銀座通りから熊本市役所方面に
入り、スザンヌ女史のお母さんが経営されるキャリサリンズバーの近くに来るとビルが取り壊さ れて更地となっていました。 ここにあったビルには「るみ」というお店と「一鶴」という行きつけのお店がありました。一鶴 というお店は小料理店で高齢の男性と女性で切り盛りされていました。お二人はご夫婦ではありま せんでした。 当時はカケで飲んでいて、ひと月に一度茶封筒に入った請求書が職場に回ってきて支払いに また飲みに行くということを繰り返していました。 一鶴は地下1階にあり綺麗なお店ではありませんでしたが安かったこと(請求金額は5円単位 まで書かれていた)と、なぜか落ち着けたのです。 お店を閉じられることになり、私に「最後の飲み掛代を回収してもらえないだろうか」と依頼さ れました。その時のお礼に頂いたのは肥後象嵌のネクタイピンでした。そのネクタイピン、残念な ことにどこへ行ったのかわからなくなりました。今もどこかにないかと探しています。 お二人とももうお亡くなりなったのではと思っていますが、ご存命ならば百歳を超えていらっし ゃる筈、ビルがあった更地は30数年前のできごとを想い出させてくれました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.04.07 23:29:07
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