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カテゴリ:日記
母は農業大好きで、鍬1本で畑を耕し、早朝巡回して来ていた市場のトラックに野菜を出して
いました。出荷していた主なものは、白菜、キャベツ、大根、人参、トマト、ピーマン、キュウ リなどでした。 ある日、トマトの出荷の準備をしている母の近くに行って驚いたのは、てっぺんがほんのり ピンクに染まったトマトでした。当時、私は高校生だったと思うのですが、口から出た言葉は 「そんなのを出荷したら駄目だよ、美味しくないでしょ」でした。 昨日収穫して来た、てっぺんがほんのりピンクの大玉トマト(昨夜22:07撮影) 母から返ってきたのは「いや、てっぺんが少しだけピンクでいいんだよ。店先に並ぶ頃にはい い色になるんだから」でした。 上のトマトを先ほど4:20(約6時間後)に撮影したものですが、たったの数時間でこんなに色 づきます。 トマトは完熟したトマトが美味しいと思いますが、出荷する側としては店先で売れる色合 いで長く並んでいて欲しいから、完熟トマトを出荷すれば駄目になるのが早い。そこから生 まれた智恵だと思います。現在は完熟トマトの状態で出荷されているのか、そこのところは 知りません。 昨日は、ほんのりピンクのトマトに遠い昔の母との会話に思いを巡らした日となりました。 一方こちらは昨日収穫してきた完熟に近いミニトマトです。 スーパーに並んでいるミニトマトとは鮮度が確実に違います。この鮮度を味わうために 栽培しているようなものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.06.14 05:34:50
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