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小春日和の朝

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2019.07.18
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カテゴリ:日記
​​​​ 「わらうちごろ」とは縄を編むとき、藁を木槌でたたいて強くしなやかなものにしますが、
その木槌のことを私の故郷では「わらうちごろ」と言っています。

 昨日、金栗四三生家記念館に入ってすぐの左手の土間にピカピカ光った石がありました。
その石の上にこの木槌が載っていました。その左手には藁の束がありました。

 久しぶりに「わらうちごろ」と出合えました。





 握ってみたところ、その感触も見た目もかなり使いこまれて来たような感じがしました。
ひょっとしたら生家が建ったという2百年前に作られたものかも知れません。

 若かりし頃、同じ故郷出身の先輩が職場におられて、その先輩から「いいか、わらうちご
のような人になってはいかん」と一言聴かされました。その意味を訊ねたところ「わらう
ちごろは下だけを叩くだけだろう、部下ばかりに強い(部下ばかりを叩く)人間になるなと
いうことだ」と教えてくれたのです。
 「わらうちごろ」は小学生の頃から使っていましたので、その意味がよく理解できました。
実家の納屋のどこかに「わらうちごろ」が残っていると思いますが散らかっているため行方
不明となっています。








​​​​





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最終更新日  2019.07.18 10:23:37
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