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カテゴリ:日記
先日、泊りがけで山鹿市の友人宅の栗林で栗拾いを楽しませてもらいました。初日、栗拾いが
終わったのは午後4時過ぎ。そのあと熊本県内屈指の優良泉質の平山温泉へ男4人で出かけまし た。訪ねたところは「湯の蔵」でした。 栗拾い男衆4人で湯舟に浸かっていると1歳になったくらいの男の子と5歳くらいの女の子を 連れたお父さんらしき3名が広い浴場に入って来ました。 男の子は「まんまーまんまー」と言いながら泣き叫び始めました。その男の子は入ってきた時 から上がる(出て行くまで)泣き止みませんでした。 湯舟に隣で浸かっていたI氏が3名の家族連れに目をやったあと「子供たちが赤ちゃんの頃、お 風呂に入れたことはある?」と私に訊いてきました。I氏は「殆どお風呂に入れたことはない」と。 私も「息子二人が赤ちゃんの頃、お風呂に入れたという記憶はない」と応えると「昔は俺たちみた いなオヤジが多かったかも知れないが、今の時代では考えられないだろう」とボソリと言ったので す。二人を連れたお父さんは若い人でした。 お風呂から上がるとロビーで激しく泣いていた男の子が静かにお父さんに抱かれていました。 ロビーに居たのは上がってくる奥さん(お母さん)を待っているようでした。 「よく泣きましたね、疲れなかったかな」と男の子に話しかけるとキョトンとしていました。お父 さんは「うるさかったでしょうスミマセン」と返してくれました。 若いお父さんに「実は貴男を見て俺たちは貴男みたいに子供たちが赤ちゃんの頃、お風呂に入れ ることなんて全くして来なかったなという話になったんですよ」と伝えました。 二人の面倒を見ていた若いお父さん、奥さんに対して「たまには一人でゆっくり湯舟に浸かった ら」という優しい思いがあったのかも知れません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.10.01 09:43:58
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