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カテゴリ:日記
私が幼い頃、歯が真っ黒なお婆さんは、おとせ婆さんお一人だけでした。
いつも、砂利道を曲がった背中で杖をついて歩いていました。 のちに真っ黒な歯のことを、お歯黒といい、化粧法の一つということを知 りました。私が小学1、2年生の頃、今から60年以上前の記憶です。 おとせ婆さんは実家から100mほど離れたところに一人で住んでいました。 一言も会話したことがなかったので、どんな声の持ち主だったのかも知りま せん。 お歯黒の、おとせ婆さんが居た時代は、時の流れはゆっくりとしていて穏 やかでした。一言でもいいから話しておけばよかったと振り返っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.01.16 10:52:58
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