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カテゴリ:野菜づくり
退職後に野菜作りを楽しんできて早や10年。栽培が上手く行った年も
あればそうでもない年もありました。 今年は3月、4月の二ヶ月間、体調不良により夏野菜(トマト、キュウリ、 ピーマン、茄子、ゴーヤなど)の栽培に取り掛かれず草ボウボウの畑の草刈 に追われています。 そこに、今、徐々に高くなってきたなと思っている野菜の価格です。昨日、 野菜売り場を覘いたところ値上がり感を一気に感じました。 私の場合、野菜は栽培したもの、自家栽培で賄うようにしている生産者で もあり、無い場合は買うという消費者でもあります。 昨日は、消費者の立場からするともっと安く売ってもらえないのかと思っ たところですが、このところの猛暑による収穫量の減、あるいは原油価格高 騰などが影響して値上がりしていると思っています。 生産者の立場からすると葉物野菜などは価格が上がるこの時季に収穫量が 多くて収入が増えればいいのにと思うところですが、そうは行きません。 私は栽培した野菜で食べきれない収穫量があったときは市場へ出荷します が競り落としてもらう金額は僅かな場合が殆どです。 出荷するときには高い金額(生産者)で競り落としてもらいたい、買う時
には安い価格(消費者)で買いたいと思います。二つの立場で微妙に揺れる 心の裡です。 ずいぶん、前に九条葱を栽培して食べきれない量を出荷したときがありま した。この1束の価格は400円くらいするかなと思ったのですが、何と100 円でした。スーパーの売り場に並んだ場合、5、6本で100円以上すると思 いますが出荷する側に入るのは手数料15%が引かれて1束85円なのです。 九条葱(一束1キロ×4束)、これで、手取りは340円でした。 これでは日本の野菜の食糧自給率を上げることは難しいでしょう。農業に 魅力を感じる、経済的に恵まれる農業をしてみようと思う人(従事者・法人) が増えない限り明るい未来は無いのではと思ってしまいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.08.17 05:31:48
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