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カテゴリ:古画研究
正月によく描いていた画題のようです。竹田作品は長崎遊学をへて没年の7年の間に代表作を次々に描いていくわけですが、この作品は何とも言えない寂しい雰囲気が感じ取れる作品です。天保5年の正月(甲午下浣きのえうまげかん)とありこの大作に一月近くかかったことが伺えます。この翌年に病気で亡くなるわけですが、盟友の頼山陽、愛弟子の高橋草坪(たかはしそうへい)相次いで亡くなり悲しいことがあってなのか?この絵の淡々と細かく描かれている様・・僕には正月を迎えて前に進もうとする竹田の気持ちが描かせている絵に感じられます。ちなみに高橋草坪(32歳没)は、9歳で竹田塾に入り一番竹田の精神、絵を受け継いだ人です。
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最終更新日
2007.07.03 12:14:00
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