|
カテゴリ:古画研究
この水墨山水は文政11年竹田52歳の時の作品です。この頃の作品は一番充実した、油が乗った作品といっていいものです。この掛け軸は折れが出ていて、それをそのままにしておくと・・切れて・・・ボロボロになって行きます。現代は美術館でもこの理屈がわかってないようです。この前見てきた出光コレクションで一休和尚の掛け軸が折れだらけで、本紙がはがれかかっていました。これは表具師としては偲びいない状況です。この作品も下げて鑑賞するには十分ですが、ちゃんと表装直しをして完品にしたいと思います。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[古画研究] カテゴリの最新記事
|